Visp Rain Jacket はSサイズで実測147g。両脇から換気できる長いピットジップを持ちながら強風と雨からしっかりと保護してくれる独自の3層構造(3レイヤー)の防水透湿素材を使用した軽量レインシェル。
アルプスの稜線でも安心できる20,000mmの耐水圧に、特筆すべきは透湿性75,000 g/m²/24h(MVTR)の驚異の抜けの良さ!日本の梅雨時から冬場のハイクアップまで山岳地域において一年中使用できる驚くほどの通気性能を持ったジャケットです。
縦方向に微妙にストレッチするリップストップナイロンを表面に使用。動きやすく歩くことを前提に作られてゆるく着れるシルエットは冬場は中にダウンを着たりミッドレイヤーの厚みを関係なく選択でき、余裕を持ったサイジングでとても使いやすいです。
現在換気についてのトレンドは軽量化のためにダブルジッパーで下から新鮮な空気を取り入れるパターンもありますが実際の暴風時はやはり両サイドからのピットジップからの通気によるクールダウンに軍配が上がる局面も多々あります。
特にハイカーはトレッキングポールをつきながら歩き続る点でピットジップの優位性が高いのです。Zpacksや同社が頑なに両脇のピットジップを採用する理由はそんなところにあります。
また、抜群の抜けを実現したePTFEメンブレン、ソフトなトリコットの裏地を組み合わせは肌が直接当ってもべとっとしない快適な肌触りも魅力。また、ミトングローブでも簡単スムーズに開け閉めできる滑りの良いYKKの止水ジップも安心感抜群です。
フードは前(頬部分)と後ろ(後頭部)に沿って調節できるので、周辺の視界を確保したままフードをかぶることができます。シンプルなフード構造にも関わらず内側には雨の侵入が最小限に留めれる構造。目尻下から頬、顎と顔のラインに沿って裁断されており密着度が高いため大雨の中でも雨の侵入がほとんどなく、それでいて視界の確保とれる点や首を上下左右動かせる緻密な作りには驚かされます。
軽量のみを謳う他社のレインシェルとは全く異なる
シビアな環境で使えば使うほどその良さを理解できる作りが魅力の実力派レインシェルの登場です。