CRUX
AK37-X
一歩先の冒険の扉を開いてくれる
岩と雪を存分に楽しめる中型ザック
CRUXはイギリスで2002年に産声を上げたアルパインクライミング用品を手がけるのアウトドアブランド。
AKシリーズはブランドの顔であるフラッグシップシリーズで、重厚さと強靭さを持ちながらも「軽量であること」にこだわり、岩を攀じる際の背負いやすさ、岩場に負けないタフな性格という点で、 UKのクライマーから絶賛をされているアルパインザックです。
このAK37-Xの特筆する点は『雨蓋が上下し、荷物を挟んだ際にも落ちにくい構造』という点。雨蓋が上下することで37Lの容量に+5Lの容量アップができるところです。
長いロープが必要になる山行や、ヘルメットが必要になるアルプス縦走時で雨蓋と本体の間に道具を挟み込むことでしっかりと固定することができるので、狭い道や険しい道でも道具をぶつけたり、引っ掛けたりする心配をすることなく歩くことができます。
ハイキングでもクローズドセルや濡れたテント、すぐに取り出すインサレーション等も挟めるので使いやすさは抜群です。
■ 雨具並みの防水性
完全防水を実現するために、ウェルディング加工を採用。生地の合わせ目は縫いではなく圧着することで水の侵入を防ぎ、裏地に耐水圧10,000㎜のコーティングを施すことで、雨具並みの防水性を実現。防水性が高いため余計なスタッフサックを減らすことができ、荷物全体の軽量化にも繋がります。
■高強度の素材ケブラー
本体のメイン生地につかわれているケブラーは、同じ重さの鋼鉄と比べて5倍の強度を持ち、防刃ベスト等にも使われているタフな素材。熱や摩擦、衝撃に強いので、岩場で擦れたり、ガシガシ藪漕ぎしても破れる心配はありません。
万が一、壊れてしまっても、日本代理店との連携のもと修理交換可能。末長く愛用できるのも嬉しい点です。
■シンプルな構造(=軽さ)とブレない背負い心地
背面パネルもシンプルでありながら、背中の曲線にしっかりと沿うフィット感が◉。左右にブレない背負い心地はクライミングザックを作ってきた同社のこだわりが詰まっています。
また、AK37-Xには背面にチタンのステーを配し、ウエストベルトで腰に荷重をしっかり分散させることができるのでギアやテント道具など重量が嵩んでも、実重量を感じることなく快適な背負い心地で歩き続けられます。
またサイドからコンプレッションをかけることにより荷物が少ない時もブレずに快適。日帰りからも様々な用途で使用することができます。
里山ハイキングから、夏のアルプスでは岩場のセクションもガシガシ攻めたい長期縦走、冬期はスノーシューハイキングやクロスカントリースキーまで幅広く活躍してくれるバックパックです。
SPEC / 商品スペック
→︎背面長の測り方
COLUMNコラム
夏のアルプスを縦走するときの悩みの一つがヘルメット問題。
ULバックパックはヘルメットを着用するシュチュエーションを想定しているものが少ないため、ヘルメットの運搬に不自由さを感じていました。
このAK37-Xはヘルメットをスマートにパッキングできるので、今までより積極的にヘルメットが必要になる山で遊べるようになりました! 本当にいいバックパックは背負う人の山遊びのスタイルを変える力があるんだな〜と思いました。
やりたい憧れの山行を実現させてくれる特別なバックパックです。
writing / Nakatsuchi