脊振山系縦走 -福岡店 横山編- 2024-03-23



MLG雪山合宿から福岡に帰還し、計画していた九州横断山行。 天気予報が一週間の雨天を予報し、計画は変更された。

ちよさんと大阪店長の吉谷さんと話し合い 福岡近郊での山行を決意する。

そこで、福岡と佐賀の県境に位置する脊振山系を選び、 十坊山中村登山口からのスタートを切った。 自分は6年ぶりの脊振縦走で十坊山山頂に向かうトレイルを歩き始め、 期待と懐かしさが入り混じる不思議な気持ちに包まれた。 天候は予報通り晴れ、陽光が木々の間に差し込む。

久しぶりの土の感触に心が躍る中、「最高だぜ!」とちよさんが連呼する。

十坊山山頂に着くと、海を一望できる景色に感動が広がる。 吉谷さんも無表情ながら喜びを感じ、「良いね、気持ちいい」とつぶやいた。



後に続く嵐の到来を予測する者は誰もいなかった。 海原を背に、浮嶽、女岳、荒川峠を目指す。

浮嶽、女岳までの旅路は、里山ならではの微妙なアップダウンが続く。 今回のバックパックはWAYMARKのTHRU 40L。
本来は5泊6日の九州横断山行に備えてパッキングされていたが、 急遽の計画変更により、大容量の選択が良かった。白菜や長ネギ、 しめじ、そして冷凍した豚肉や味噌、 さらには大量のお菓子やパン缶ビール3本など、 超欲張りパッキング。

天気はまだ良く、時折海が見えると気持ちが良い。
3人は会話をしながら歩き進む。荒川峠で水を確保し、 雲行きが怪しくなってきたため、宿泊地を探すことにした。

選ばれたシェルターはHMGのMID 1 TARP。風に強く、 設営も簡単だが、 一人用にしては広々としており、大きめのザックを置いても余裕がある。重量は249gと超軽量で、食料がたくさんあっても安心だ。



日が暮れ、暗闇にライトで照らされるMID 1 TARPの美しさに うっとりしていると、 隣から良い匂いが漂ってきた。夕食は吉谷シェフが用意し、 大蒜で調理したウィンナーや野菜の炒め物、そしてリゾットを振る舞ってくれた。

翌朝、早朝から鳴り響く雨音で目が覚め、大きな音に驚く。外を見上げると、 杉の木が風に揺れている。雨と風が襲来し、 不穏な予感が漂う中、コーヒーとパンを口にし、旅を続ける。

今日の目的地は金山周辺だったが、羽金山を過ぎたあたりから風は一段と強まり、 ぬかるんだ斜面での苦戦が始まった。
しかし、この難局で役立ったのは持参した2つのギアだった。
MOUNTAIN KINGのTRAIL BLAZE SKYRUNNER ULTRA CARBONと VIVO BAREFOOT MAGNA LITE WR SGだ。



トレッキングポールの支えがあれば、ぬかるんだ斜面でも安定感が格段に違う。 MOUNTAIN KINGのポールは上部のコードを引っ張るだけで簡単に組み立てられ、 軽量かつ収納しやすい点が素晴らしい。
そして、MAGNA LITE WR SGのグリップ力が進行を支えた。 この軽量なシューズのおかげで、進むことができた。

天候状況と安全を考慮し、新村別れから一旦下山して温泉地を目指すことにした。
途中、立ち寄った食事処の店主の親切な心遣いに触れ、人々の優しさに感謝した。 温泉地で一泊し、翌朝、再び出発して背振山頂を目指した。

金山から背振までの道はいつものように気持ちが良く、 昨日の荒れた天候も過ぎ去り、 太陽の暖かさが身に染みた。猟師岩を越え、 鬼ヶ鼻岩に到着する頃には晴れ間も広がり、 ブナやカシを潜り抜けて背振山頂への道が開けてきた。



程なくして脊振山頂へ到着。 天気も回復して遠くの街並みや歩いてきた 複数の尾根が見える。

鳥居の前で3人で撮影して下山を開始するも 千代さんの飛行機の時間が差し迫っていた。 矢筈峠までランで戻り、 そこからの下山ルートは全て走っていく。



沢沿いは風があって気持ち良い。 大小、岩が多いけれどルートもしっかりしていて木々の間を 沢が流れる景観も綺麗な場所。 ここでもグリップ力を発揮するSGソール。
足裏を地面の凹凸に沿わせることが出来る柔らかな ソールは自身の足でコントロールしている感覚があり とても楽しい。

時間が限られているから走っているんだけど。。。

コースタイムもそうだけど自分の感覚だけで 歩いていたのでタイトになってしまい 急がなくてよいところを急がせてしまいお二人には 申し訳ない気持ちでした。

目指すは椎原のバス停。 発車時刻の15分前には到着し、なんとか間に合った。



私のハイライトは 金山手前を歩いていた時、 北海道での雪板やバイクパッキングの話、 テンカラや車中泊やロードトリップの話もしたけど 千代さんが言っていた言葉、

「やっぱりハイキングっていいよね」

久々に土の上を歩き落ち葉の上で寝て 二人と話したり一人で黙々と歩いたり、 景色、香り、音、全身で自然を感じるハイキングは 純粋に楽しい。
この先はどうなっているのか、という子供の頃に抱いた冒険心を思い出す。

脊振山系は福岡市内から電車で行き帰りできる恵まれたフィールド。 福岡や九州だけでなく全国の方に歩いてほしいルートです。 九州自然歩道のセクションなのでさらに繋げることも可能です。

まだ歩いたことがない方は、ぜひ歩いてみて下さいね。


Written by : Seiji Yokoyama


▲ちよ散歩九州オススメトレイル Part.3 脊振山系 前編





PACKING LIST

製品 重量(g)
バックパック
WAYMARK GEAR / THRU 40L 945
合計  
   
スリーピングシステム
ENLIGHTENED EQUIPMENT / Revelation APEX 30°F 675
NEMO / TENSOR™ ALL SEASON 530
ZENBIVY / Light Pillow 78
ペグ MSR / カーボンコアステイク等混合 55
合計 1338
   
テント・シェルター
Hyperlite Mountain Gear / MID 1 TARP 249
LAWSON EQUIPMENT / ガイライン 60
Hyperlite Mountain Gear / FLAT TARP 8.6" x 8.6" 255
UNHALFDRAWING / 占卜 超撥水風呂敷 130
合計 694
   
クッカーシステム
Qiwiz / Alpot の鍋 98
EVERNEW / MP500 Flat 79
Lue × ULTRAHEAVY / 10cc  (箸も) 38
燃料用アルコール 226
FlatEarth / MONKstove 35
自作エイドキット ナイフ等 267
CNOC / Vecto 2L Water Container 28mm 76
HIGH TAIL DESIGNS / Ultralight Roll-Top Stuff Sack Large 27
HIGH TAIL DESIGNS / DCF Shopping Bag 36
合計 882
   
ウェア(就寝着)
ENLIGHTENED EQUIPMENT / Torrid APEX Jacket 250
OMM / Sonic Jacket 60
ENLIGHTENED EQUIPMENT / Torrid Pants 250
Zpacks / Brushtail Possum Socks 85
Senchi Designs / ALPHA 90 HOODIE W/ HALF ZIP 160
STATIC / ADRIFT PANTS 140
2-tacs × Moonlightgear / BAA#1 LongSleeve 軽Edition 184
Six Moon Designs / Rain Walker SUL Umbrella 156
合計 1285
   
ウェア(行動着)
OMM / Core Zipped Vest 145
OMM / Core Hoodie 125
MOONLIGHTGEAR® / UNfake pants 351
VIVOBAREFOOT / MAGNA LITE WR SG 630
Hiker Trash / H.Y.O.H 65
2-tacs / Open Finger 60
HIGH TAIL DESIGNS / UL Rain Mitt 34
ULA Equipment / Rain Kilt 82
MOONLIGHTGEAR® / D.D jacket 170
合計 1662
   
パッキングギア合計 ※行動着 食材を除く 5144