Hyperlite Mountain Gear
MID 1 TARP
軽さと防御力を兼ね備えた
フロアレスシェルターの革命児
様々なアクティビティで活躍してくれるHMG史上、最軽量のソロシェルターの登場です。
Mid1 TarpはMID1から蚊帳とフロアを削ぎ落としたモデル。ですがただ要素が減っただけでなくMid1にはできない使い方ができるシェルターです。
”Tarp”と名前には記されていますがワンポールのフロアレステント。
6本のペグがあれば簡単に設営ができるのですが、特筆すべきは地面にベタ付けできること。
アメリカの温暖な気候に合わせた換気に振ったシェルターとは違い、風の強い稜線で張れることが最大の魅力。249gという軽さながら設営場所を選ばない汎用性の高さが魅力です。
Six Moon DesignsのGatewood Capeよりも広くてビビィや化繊の寝袋との併用で2人でギリギリ寝れるサイズ感。
”2人がギリギリ寝れるサイズ感”にピンと来た人も多いかと思いますが、OMMのようなレースシーンにも最高のテント。
長さが271cmあるので頭を違い違いにすれば大人2人もギリギリながら足元に荷物を置くスペースも確保できる内部空間。
室内高が137cmもあるので、頭部のクリアランスもあってさらに室内空間を広く感じさせてくれます。
レースシーン以外でも普段の山行から、より軽さを追求したいカップルや夫婦の方々には唯一無二の選択肢となります。
もちろん1人で使う場合も何千キロも宿として使うにふさわしい空間。狭すぎずなかでストレッチができる広さです。ラグジュアリー。
DCFの軽い、頑丈、完全防水。3つの安心感を兼ね備え、メッシュやフロアを省いたことにより実現したコンパクトさ。そう、DCFながらパッキングが小さいのも魅力。
幕本体は薄手のDCF5、ガイライン接合箇所などテンションの掛かるポイントにはDCF11で強化。
さらにテントポールを固定するコーンの頂点にはDCH50を使用。
ドアの固定はマグネットにより摩耗を防ぐ細部まで拘ったHMGらしいディティール。
丁寧な作りに付随してDCFは紫外線にも強いのでアウトドアシーンで長く使えるのも嬉しいですよね。
他メーカーの幕と比べてもプロテクションが段違いで、249gという軽さは驚き!
蚊帳とフロアが無くなったことで更に自然との距離が近くなり、寝っ転がって顔を横に向けたらそこには地面に生えた草花、土や虫など、視覚、聴覚、嗅覚などあらゆる感覚に自然が直結してきます。
DCFの透明感が空の色も映し出してくれて、まるで自然の中に溶け込んだかのような体験も。
そういった点はタープとシェルターの良いとこどりモデルと言えるでしょう。
マニアックな方から初心者の方までこれひとつ持っていればたくさんの冒険に出掛けられて思う存分に自然を楽しむことができますよ。
2024年現在、他の追従を許さない唯一のフロアレスシェルターの登場です。
▲HMGソロシェルター🔥徹底解説🔥
SPEC / 商品スペック
展開時 : 137cm (W) x 271cm (L)x 137cm (H)
※MID 1 TARP は先行予約販売品です。 商品到着日は9月上旬頃を予定しています。
受注予約期間 : 7/2(火)~7/7(日)まで。
予約枚数達次第終了となります。
COLUMNコラム
軽い、コンパクト、広い、の三拍子が揃った上に完全防水のプロテクションも合わさってぐうの音も出ない幕。
去年のOMM本戦ではMLDのSOLOMIDを使いましたが、MID1 TARPの方が長さがあって幕内に少し余裕が生まれるんですよね。 バディの身長が高くてSOLOMIDでギリギリだったことを考えると、今年はMID1 TARPで出場しようかと考えてます。
やっぱり脚を伸ばしたリラックス状態での睡眠って翌日のパフォーマンスにも繋がるし大事ですよね。 それにシルナイロンは保水してしまうから濡れると乾くまでは重さを感じるけどDCFは保水しないので、幕を乾かす暇もなく動き出しの早いOMMのようなレースシーンにはもってこいだなと。
今年、レースで使うのが楽しみです!
writing / Yamazaki