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続 南アルプス冒険記 2025-09-24
小渋川のクラシックルートをクリアした山﨑。
当初は赤石岳へ直登することを目標にしていたが、向かう先は荒川小屋。
ハードなルートに熊の気配、精神的に参って疲れたので一旦のんびりしたくなった。
「自分には厳しいかも」なんて思える目標を掲げて達成できたときの優越感、ドーパミンがブシャッと出る感覚はとてもイイ。
仕事やプライベートでもこの感覚をたまに感じることはあるけど、ど直球にこの体験を得られる山登りって最高のコンテンツだと思う。
特に今回のルートは楽しいも辛いもしっかり踏み締め感じながら登れて、おそらく今夏では最高潮の快感を得られた。
当分は仕事で追い込まれても乗り越えられそう…な気がする。


ついさっきまでのことだけど、振り返ればすごく長旅だったように感じる。
そんな旅を振り返りながら気持ち良く稜線を歩いていると発見。
バッタだ。

なんという配色。
模様もメカニックで、まるでエヴァ。
もしくは仮面ライダー。
こいつはおそらく「テカリダケフキバッタ」
名前のままで、光岳付近にしか生息しないって何かの記事で見たことあるけど、生息地を拡大しているのだろうか?
ちょうど繁殖期で婚姻色も出ていて美しい。
夢中で観察したり撮影をしていたら日が暮れた。

30分くらいで到着予定をかなり押して辿り着いた荒川小屋。

間髪入れずにビールとテント場の予約をしに小屋に入るなり、
ソーラーパネルをぶら下げた僕の装備を見て小屋番の人が「どこから来たの?」
久しぶりの人との会話で声帯が訛っている。
カスカスの声で「伊那大島駅から歩いてきました」
小屋番「変態ですね…」
※以後、この会話は毎度訪れる小屋で発生することになる。
今年の小渋川ルートは僕含めて4組が登ってきたそうだ。
「なーんだ、一番じゃないんだ」なんて少しテンションを落としながらお話して、テント場を案内してもらう。
トイレと水場も近いしテン場も綺麗で、いい場所だ。
とりあえずバックパックの中身を全部出して、濡れた中身を乾かしながらビールを開けた。
喉が渇いて限界まで我慢したビール。
美味すぎて一気に飲んでしまい、むせ返って我に返る。
気絶するくらい美味い。
ビール一杯でこんなに幸せになれるのも幸せだよなぁ。

人もいないからごろごろしながらだらだら。
ゆっくりと雲と時間が流れていく。
気づいたら寝ていた。

HMGのフラットタープはどんな時も本当に頼りになる。設営がとにかく容易で、軽い、頑丈、完全防水。

設営を終えてトイレがてらまたビールをもう一本買って、だらだらする幸せな1日となった。
テント場にはバッタがたくさんいる。
僕のタープの前にある大きな岩の上が、ちょうど合コン会場。
人間と同じで好き嫌いもあれば相性もある。
振られ続ける1匹のオスを観察してたらその日が終わった。



翌日。
朝の日差しと人の声で目が覚める。
寝ろと言われればいつまでも寝れるが、起きることにした。
朝起きたらまずやることはソーラーパネルを広げて充電をすること。
充電してる間に身支度を済ませる。
ルーティン化してきた。
今回の旅中にやりたかったことのひとつとして、
”山の中に拠点を構えて、そこから行きたい場所にアタックして遊ぶこと”
そこで主役になるのがHMGのスタッフパック。
僕はこのギアのULらしいシンプルさが大好きなのだが、思い返せば本来の用途で使った事がない。
アタックザックだ。
名前の通りスタッフサックにもなれば軽量なバックパックにもなるという分かりやすい一石二鳥アイテムなのだが、今まではファストパッキングや海外旅など挑戦的な場面でしか使った事がなかった。
このシンプルな道具を工夫して無理なくパッキングして山で試すのが楽しい。
海外旅でも機内持ち込みはもちろん、引っ掛かりの心配もないし擦られる心配もない。
素材がDCFなので急なスコールや害虫トラブルも安心だ。

僕にとってこいつはBOTに次ぐ相棒的な存在であるが、今回はメインではなくサブに徹底してもらう。
というか、125gのザックってなかなかやばいよな。
ちなみにBOTは147g。
まぁ余談はさておき、今回は寝袋や防寒着など濡らしたくないアイテムをスタッフパックに収納して、HMGポーターにスポッとパッキングをしてきたのだ。
30Lの容量にごそっと収納できて、ロールトップで圧縮。
余計なスタッフサックが増えず、濡らしたくないものはコイツにガンガン詰めてザックinザック。
ポケットとかもないからザックの中でも引っかかることもなくて、パッキングがしやすい。
「いいじゃん」
なんて思わず呟きながらスタッフパックに必要な道具をパッキングして向かった先は荒川三山。


道中で驚いたというか感動したのは他の山域と比較して、花を含めた植物が多いことだ。
種類もそうだけど、総体的に多い。
だから昆虫の数も北アに比べると全然違う。
常に高山蝶が飛び交ってて幸せな気分で歩ける。


気づけば悪沢岳まで来ていた。
名前の由来が分かるくらい、ジャキジャキとした悪そうな岩稜だ。
そして0地点からついに3000mを超えた瞬間でもあった。
目的の赤石岳ではなかったけど、それはそれでテンションが上がる。


お腹が空いたのでカロリーメイトを食うが、口の中がパサパサだ。
そう、今回の行動食は基本的にカロリーメイト。
と言うのも出発前にお店でPOWBARを買い忘れたのだ。
カロリーメイトは口の中の水分を持ってかれるし、あんま美味しくないというか飽きる。
POWBARのあの水々しい美味しさの有り難みをここで実感。と言うか痛感。
くぅ〜。
そんなことを思いながら千枚方面に散歩。
見渡す限りの山に囲まれた稜線。
アルプスの他山域と比べても緑が多い印象で、気持ち良過ぎて稜線の途中で昼寝などしてみる。

満足して荒川小屋に戻ってみたものの、ものすごく中途半端な時間。
どうしようと悩んだ結果、「まあいっか!」と延泊手続き。
ビールを買ってのんびり過ごすことに。

というのも前岳手前のお花畑に昆虫含めた生き物がたくさんいて、もう少し観察してみたいと思っていたのだ。
ビールを飲んで少し休憩して、夕方前にお花畑を再訪問。
誰にも邪魔されず1人無心に昆虫観察と撮影に勤しむ。
この時間がたまらなく楽しくて幸せだね。

場所によってバットの色味が全然違う。
夕焼けを眺めながら小屋に降りて、脳死でビールとつまみを買う自分がいた。
もう完全に誘惑に前けてプライドも全てを捨て、開き直ったカイジ状態。

あー、まずい。旅が終わる。
このままではあかんと、明日から歩く決意を固めて早めに寝ようとしたところに1人の女性が声を掛けてきた。
この日はテン場が混み合っていて張る場所がなく困っていたそうで、前のスペースを空けることに。
設営をしながら話していると、彼女の正体は旅人だった。
そしてなんと今僕が行きたいと思っている海外の各国を渡り歩いていたのだ。
話が盛り上がりすぎて気づいたら数時間。
寝床に戻る彼女の背を横目に、僕がもしこの日もステイしなければこの出会いは無かったのかと考えると出会いとは偶然なのか必然なのか。
ステイするか先に進むかで半々くらいの気持ちだったのだけど、
いつも二択があったら大体はハズレを踏む僕だが今回の二択は正解だった気がする。
ドンピシャに行きたい場所に直近で旅をした人に出会えて、こんなにもたくさんの情報を得ることもできなかったと思うとなんだか不思議な気分だ。
本日も満点の星空。
早く旅に出ろと直感が訴えかけている気がする。

翌日。
僕は今、赤石岳山頂にいる。

エゾゼミやアゲハチョウが僕のことを歓迎してくれている。


念願の赤石岳は良い場所だ。
ザックを放り投げ山頂をぐるっと一周してとりあえず叫んどいた。
改めて小渋川方面を見下ろして達成感に酔いしれる。
気になってた赤石避難小屋。
名物オヤジからは代替わりしてたけど、もうすでに名物オーラが漂う兄さんがいた。
小渋川の話で盛り上がりつつ、色んな山事情の話を聞いたり、天気が良くてベンチでごろごろしてたら1時間くらい経っていた。
この日は兎岳付近まで行くことを予定していたが、やめて百間洞山に泊まることに。
だらだらゆるゆると山の中でのんびり過ごす。
どんどん当初の計画は崩れていくが、これでいいのだ。
予定は未定。流れに身を任せることにする。

百間洞山へ着くなり小屋番と小渋川の話の件を済ませて、沢の状況について聞いてみる。
椹島から続く赤石沢が気になっていて、その沢は百間洞山まで続いているのだ。
小屋番に聞くと「小渋を上がってきたならいけるよ」と。
魚も釣れるって。
早速テント場に拠点を構えて、いざアタック。
この近辺では熊の出没情報が相次いでいるようだが、情報通り沢沿いは熊の踏み跡や寝床の痕跡がちらほら。
沢の様子を慎重にチェックしながらグッと逆遡上。
山深くて良い空気が流れている。
めちゃくちゃ気持ちがいい場所。

途中、水浴びなどをしながら楽しむ。

そして折り返しながら、釣りと生き物探しの連続。
当たりは数回、釣れたのは一匹と釣りの反応はイマイチだったが、その分サンショウウオがたくさん生息していた。

正体はハコネサンショウウオ。
流水系のサンショウウオだが、都内近郊の山で見つけたものと若干模様が違うように見える。
ここは標高2,000mを超えているが、そもそもそんな場所でも生息できる種なのかは疑問である。
むやみに魚の放流をしてしまうことでサンショウウオの生息地(標高)を上げてしまっている可能性も考えられるけど、アルプスって放流してないよね?
でも最近では一括りにされていたハコネサンショウウオも、生息地によって種別され始めていたりと、見た目の雰囲気も含めてとりあえずロマンのある生き物であることには違いない。


楽しすぎて気づけばここでも数日滞在。
毎日が大自然の中、満点の星空の中で就寝。
デポしたテント場に戻ると、またワンゲル部に遭遇。
また、と言うのも荒川小屋でも遭遇したからだ。
荒川小屋の時からそうだけど、キャッキャしててマジで楽しそう。
ボーイスカウトの頃を思い出してなんだか微笑ましい。
みんなで飯盒炊飯とか楽しかったな。
昔の記憶にふけっていると週末だからか、テン場には続々と登山者が増えて賑やかに。
急に都会に来た感覚で少し嫌になったのでパッキングを済ませ逃げるように百間洞山を後に。
午後のすごく中途半端な時間に出てしまったけど、兎岳避難小屋付近でビバークできればいいか、なんて適当な気分で足を進める。

中途半端な時間帯だから人が全然いなくて気持ちの良い稜線歩き。
かと思いきや南部特有のアップダウンがなかなかに効く。
そんなこんなで兎岳着。
あのアップ、結構キツかった〜。の顔。
避難小屋は崩れ掛けていた。

避難小屋付近の奥のスペースで寝ることに。
草むらには獣が歩いた跡、避難小屋の異様なオーラに根負けして「お邪魔しまーす!!」と大声で叫んどいた。

幕の下でこの日撮り溜めた写真を見返す時間、本当に楽しいよなぁ。
この日も満点の星空だ。
夜には兎岳の山頂まで散歩しに行って星空鑑賞を楽しんだ。
特別な時間。

今回の撮影機材は180mmのマクロレンズという生き物撮影以外ほぼ無能なレンズの一本勝負。景色が最高だったので色々と悔やむ。
フィルムカメラも持ってきているが現在現像中(楽しみ)。
とりあえずこの景色は目と記憶に焼き付けて寝ることに。
iPhoneで撮影したタープ越しの星空。
翌日。
「いたぞ!」
そんな声で目が覚める。
ワンゲル部だ。
ここを通るのも分かっていたから、アイツらが来る前に起きるぞ、と思っていたのだが起きれなかった。
なんだか負けた気分。仕方ないから起きる。
結露でビシャビシャのタープを乾かしながら、ソーラーパネルで充電を始める。
陽が昇ってきて登山者の鈴の音がちらほら聞こえ始めたので、せっせとパッキングを済ませて出発。
一応、お邪魔しました!とだけ一声掛けて後にした。

聖岳手前でワンゲル部に追いついた。
キャッキャしてて相変わらず楽しそうじゃんか。
そんな彼らを見ながら聖岳に到着。
めちゃくちゃ快晴。

地図見ながらここまで来たか〜なんて余韻に浸りつつ聖の標識前で自撮りをしていると、ついにワンゲル部から接触してきた。
「お兄さん、何者?」
諸々説明していく中で、大学2年生の少年と仲良くなる。
彼のお父さんはOMMやトレランレースに出場しているらしく、彼も興味があるらしい。
と言うよりかは有り余った体力をぶつける場所を探しているようだった。
彼の背負ってきた荷物を担がせてもらったら30kgあった。
やべえなワンゲル部と内心思いつつ「とりあえず、下山したらうちおいでよ」と声を掛けて彼らとお別れした。
後日、彼らはMLGに来てくれたがOMM以上にハンモック泊に興味を持ってテンションが上がっていた。

その後も淡々と歩き、最終地点の聖平小屋に到着。
タープを設営して、のんびり寝転がっていると奇妙な光景に出会う。

定期的に網を持った小屋の人が走って沢沿いに降りていくのだ。
沢のゴミを掃除しているのかとも思ったが、なんだか様子がおかしい。
疑問に思って彼らを観察していると目が合ってしまい声を掛けてきた。
「変な宿泊装備ですね!」
僕も思わず「お兄さんたちもなんか変ですね!何してるんですか」
そこから話し込んでいく中で、彼らの目的が発覚。
「僕たちサンショウウオを探しているんです!」
思わず「僕も!!」と叫んでしまった。
シフト制で1時間の休憩を回しているようだが、休憩中に沢に降りてはアカイシサンショウウオ、ヒガシヒダサンショウウオを探しているとか。
なんだ、この魅力的な山小屋は。
ワンピースの世界だったら迷わず船に乗り込んでいるところだ。
ただ、あまりサンショウウオの情報を知らなさそうだったので、僕の知る限りのポイントや生息域、生態を伝授。
するとここでも「お兄さん、何者?」
正体を明かすと1人の小屋番の人が部屋からウェアをたくさん持ってきた。
全部OMMである。
「僕、OMMに出るのが夢なんです」
ここでまた面白い出会いが発生。
「ただバディがいないんですよね…」と悩みを打ち明けてきたのだが、僕からしたらもう既にバディはいるように見えた。
休憩中、一緒にサンショウウオ探しをしている彼だ。
歳の差はあれど、まるで親子のように仲良くて楽しそう。
「彼と出ればいいじゃん!」と言うと彼も悩むことなく「出ちゃいますか!」なんて2人してOMMの過去の地図を見始めた。
見事バディが誕生した瞬間だ。
今年のエントリーは終わっちゃったけど、来年会えるのが楽しみ。
ちょっとしたタイミングや瞬間で人は何かに刺激され、人生の歯車が加速。そして動き出す。
荒川小屋での出会いで僕の歯車は加速したが、聖の山域で出会ったワンゲル部の子や小屋番の方々の歯車は少なからず僕との出会いで加速したように感じる。
少しでも時間やタイミングがズレていたら、この出会いは無かったと思うと本当に不思議な感覚に陥る。それも山でね。
惹きつけ惹き寄せられる。
感情や知能、そして直感を持った人間ならではの能力なんだと思う。
本日も満点の星空だ。
翌日。
予報によれば天気が崩れるとのこと。
山に入って10日目。
渋々、下山を決意。
撤収していると、小屋の方々が声を掛けてくれた。
なんだか名残惜しいなぁ。
実は今夏の最初に立てた計画は、聖平小屋を拠点に生き物観察をするという計画だった。
もちろん聖平の小屋番が生き物好きなんて情報は一切ない。
標高的にも周りの環境的にも生き物が居そうな匂いがぷんぷんしたのと、直感的になんだか良さそうな気がしていた。
その感覚は間違いなかったのだ。
「来年の夏、また来ます!」と伝えて小屋を後にした。

聖から芝沢に向けての道中に横に流れる遠山川では鬼アマゴを狙うこともひとつ目標であったものの、激流すぎてテンカラでは厳しそう。
次回ルアータックルを持ってリベンジするためにもBRUNTONの単眼鏡で沢筋を調査しながら歩く。
この道具、本当に便利。


併せて山から流れ出すチョロ沢を発見したら岩をひっくり返して、入念にサンショウウオの調査も。



標高を落とす毎に変容する昆虫の種類と生態系。
地図上に増えるピン。
マクロレンズを所持しているとどんなに小さな昆虫でも覗いて確認したくなる。




そんなことをしていれば、気づけば芝沢の駐車場まであっという間だ。
いつ下山するかも決めていないからバスのチケットは取っていない。
電波も無いからタクシーも呼べないし、とりあえず昆虫もいることだし歩くことに。
電波が入るところまで歩きつつ、あわよくば誰か拾ってくれれば嬉しいな、くらいの淡い期待を胸に歩いた。

ひたすら歩いた。
車が何台も横切る。
なんだか淡い期待を見透かされているような気がして、腹が立ってきた。
予報通りの雨、そして雷が鳴り始める。
もういいわ、と開き直って下界のバス停まで歩いた。


何時間歩いたかは聞かないでほしい。
天気は悪かったので充電は全然できず、残すバッテリー残量は15%。
バス停に着く頃には辺りは真っ暗で、こんなところに本当にバスが留まるのか?なんて不安になる。
終バスは19時半ごろ。
終バスの終点の街でギリギリのバッテリーの中、宿を探す。
が、時間が遅いせいか全て断られる。
ゲストハウスにすら断られて泣きそうになる中、ひとつの宿が快くOKしてくれた。
「ありがてえ、、、」と電話を切ったスマホを握り締めながら雨降るバス停で転がり込んだ。

が、バスが来ない。
全然来ないじゃあないか。
刻々と過ぎる時間と、過ぎる不安。
「え、まじ?来ない感じ?もう充電もないぞ?」なんて焦り出したときに遠くの峠で二つの光が見えた。
「ネコバス!!」


安心感に震えた。

無事にバスに乗り込み、宿着。
「遠山郷 かぐら山荘」

宿の主人に「10日振りの下山なんですよね!お疲れ様でした」
と労いの言葉をいただいたのだが、なんで10日振りなことを知っているのか。
聞くと、どうやら必死すぎて無意識に電話越しで話していたようだ。
早くお風呂入りたいでしょ〜なんてすぐに案内してくれた。
10日振りの風呂は気持ち良すぎたが、一発で排水溝を詰まらせてしまった。お父さん、ごめん。
部屋もクーラーを効かせてくれていて何もかもがありがたい。
最終日だけ満点の星空では無かったが、人の温かみと有り難みを噛み締めて布団で爆睡した。

そんなこんなで、今夏は良い山旅ができた。
荷物を軽くした分、自分のやりたいこと全てを詰め込み楽しめた。
人間を含めたくさんの生き物との良い出会いにも恵まれたし、課題もしっかり見つけられた。
全て自分のペース、そして全てが自己責任。自分に合った出会いに恵まれる一人旅はやっぱり好きだな。
次はどこに行こうか!