3回目! OMM LITE/BIKE HAKUBA, OTARI 2025 2025-08-01

こんにちは、MLG福岡の横山です。

OMM LITE/BIKE HAKUBA, OTARI 2025


今年も、地図と身体を頼りに走るこの冒険の祭典に、バディの松本くんとともにBIKEで挑んできました。

これで3回目の出場。とはいえ、慣れなんて言葉はこのレースには通用しません。
毎回、わかってはいても予想外の出来事が次々に起こり、まるで人生の縮図のような体験になるんです(笑)。


しかも今回は、OMM LITE/BIKEが記念すべき10周年。
この10年の積み重ねへのリスペクト、「今年こそは」と気合を入れて挑む人たち、

そしてとことん自分のペースで楽しむ人たちのエネルギーが入り混じり、

会場全体がまるで太陽以外の熱を放っているようでした。

自然と気合が入り、気持ちのギアをいきなりトップに入れてのスタート。

舞台は、北アルプスの懐に抱かれた白馬・小谷エリア。
ここは個人的にも特別な場所で、時間ができればふらっと訪れたくなる心のよりどころのような存在です。

目の前にそびえるアルプスの稜線は、まるで地球が自らの骨格を見せてくれているかのようで、何度見ても言葉を失います。


なびく田園、青く澄み切った川の音、山肌を撫でる風。


そのすべてが自然のオーケストラのように響き合い、

乾いた空気とまばゆい太陽が「ようこそ」と語りかけてくる。

そんな非日常、いや、もうひとつの現実がそこにありました。

僕たちは、地図とコンパスという最小限の道具だけを頼りに、

自転車でフィールドを縦横無尽に駆け巡ります。
ルートは自分たちで描き、チェックポイントをどう巡るか、どの道を選ぶか。

そこに正解なんてありません。だからこそ、面白い。

「この道、行ける?」「こっち、藪じゃない?」
予想が外れるたびに、ルートは予定外へと塗り替えられていく。

でも、そんな展開こそがこのレースの醍醐味。だからこそ、

バディとのコミュニケーションが何より大切になってきます。


焦り、笑い、立ち止まり、また話し合う。


そうやって言葉を交わし続けるうちに、

やがて言葉さえいらなくなる瞬間が訪れる。アイコンタクトだけで進めるようになると、

不思議とルートにも確信が宿ってくるんです。

今回のOMMで、松本くんという人間をさらに深く知れたことも、大きな収穫でした。

彼の思考の柔軟さ、ありえない体力、そして静かに燃えるような集中力に、僕は何度も背中を押されました。

それから、忘れてはならないのがこのイベントが持つ「人のぬくもり」です。


競技だけが主役ではありません。

参加者同士が交わすエール、地元の方からの「がんばれ!」のひと言、ボランティアスタッフの声援やサポート。

そのどれもが、まるで一つの大きな家族のような空気感を生み出していました。


車道で道を譲ってくれた地元の方。

疲れていても笑顔で手を振ってくれる他のチーム。
一つひとつの行動が心に染みて、何度も胸が熱くなりました。


OMMには、競技としての厳しさとともに、

人間らしさを取り戻せるような優しさと温かさが流れています。
きっとそれは、SNSをいくら眺めても味わえない、自分の足と心でしか辿り着けない感覚なんだと思います。


今振り返っても、この2日間は濃密で、心の奥に深く残る時間でした。
体は酷使しているのに、どこか心が整っていく。だからこそ、また来年も走りたくなる。

いや、走らずにはいられないんです。

もし、この記事を読んでOMMに少しでも興味を持っていただけたなら、それだけでも本当に嬉しいことです。
地図を片手に、自分と向き合い、誰かとつながる。

そんな旅に心が動いたら、ぜひ一度、この世界を覗いてみてください。

道に迷うことも、遠回りも、この冒険の一部。
きっと、あなたの中の何かが動き出します。

また、次のOMMで。あのフィールドで。そしてその先の物語で。