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ドキドキ!? OMMストレートAへの挑戦 2024-03-15
11月11~12日の2日間、北八ヶ岳で開催されたOMM JAPAN 2023。
今年で10周年となる記念すべき年にMLG東京からは山崎が選手として参加。
なんと本戦には初参戦。
そう、初参戦でストレートAに挑戦するのだ。というかすることになってしまったのだ。
初出場だしスコアでいいかなと東京店店長の魚岸に伝えようとすると、被せ気味に「MLGスタッフならストレートAでしょ」と、彼らしいプレッシャーを掛けられる。
「そ、そうだよね」なんて引き攣った笑いで誤魔化しつつ泣きながらエントリー。
こんな感じで始まった"僕のOMM"
昔から運動はそこまで好きじゃなくて、どちらかと言えば苦手な方。
山遊びと言ったらもっぱら生き物探しかハイキング。
そんな僕がOMMに出場するなんて考えもしなかったし、練習なんて何したら良いのかも分からない。
そもそもバディは??
どうしよ〜〜なんて頭を抱えてると、ふと脳裏に浮かぶ男がいた。
その男こそ今回のバディのユウタくんなのだが、彼との出会いはいつかの信越トレイル。
それはそれは炎天下で、誰1人として会わずひたすら歩き続けて3日目にして初めて出会った人間。
3日間誰とも会わないと特別感を感じるモノだ。
パランテを背負ってタープ泊をしてた彼。
僕と全く同じスタイルで親近感すらあったものの、その場では挨拶だけしてあっさり別れた。
けど、ひょんなことに帰りの電車でも遭遇。
二時間に一本しか無い電車だったんだけど、彼は途中駅から見事に乗り込んできた。
温泉に入ってゆっくりしてて、たまたま僕が乗ってた車両に乗り込んできたとか。
運命を感じた笑
あーだこーだ話しながらも彼は僕にずっと着いてくる。
こいつは一体どこまで着いてくるのかと疑問に思っていたら、遂には僕の最寄り駅まで着いてきた。
「え?」と疑問を問いかけると、彼も「え?」と問いかけてくる。
まさかの家が近所だったのだ。
”スタンド使いはスタンド使いにひかれ合う”なんてジョジョ4部の名言があるけれど、まさにこれや。
▲懐かしのユウタくん
▲フランスパンを横に刺して歩いたな〜
それからは山に遊びに行ったり飲みに行ったりと偶然が重なり合って仲良くなったのだけど、
彼の持ち前のフィジカルや自然に順応する土地勘は本当にすごくて、僕に無いものをたくさん持っている。
話が長くなってしまったが、
OMMのバディはコイツだ!と直感的に誘ってみると二つ返事で承諾。
ここから”僕ら”のOMMが始まった。
各々たくさんの山を登って体力をつけて、本戦1ヶ月前くらいから一緒に山を走ったりパッキングの相談をしたりと充実していて、本戦に近づくにつれて高揚感で満ち溢れた。
会う頻度が高くなればなるほど、今まで気付けていなかった彼の一面を知ることができて楽しくもあった。
こう言ったのもOMMの楽しさのひとつなのか、と感じる瞬間。
そんなこんなで当日を迎えたわけだが、出走30分前あたりから2人して完全に会場の空気に呑まれた。
”待て”をされる犬のようにワクワクが抑えきず尻尾ブンブンだったはずなのに、急に緊張して落ち着かない。
あの独特の空気感は忘れもしないしなんだか久しぶりの感覚でもあった。
まぁ順位は気にせず完走しような!なんてお互いに声を掛け合って気持ちを紛らわせてたけど、このセリフ何回くらい言い合ったんだろって感じ。
そんな僕らもレースが始まると気付けば周りを意識して少し早歩きになったり…。これがOMMマジック?
レース中はとにかく楽しかったの一言。
少し焦るシチュエーションは2.3回あったものの、彼の地図読みや土地勘スキルにはかなり助けられた。
基本的に僕が先導していたんだけど、途中で地図上から自分の居場所を見失ったときなど「けろさん、今どこにいるか分かってます?」って冷静な顔してツッコんできてくれる感じ、好きよ。
歳が4個下?なんだけど物怖じしないとこが彼の良いところ。
でもたまにイジり過ぎだけどな。
▲彼のVBLスタイルは刺激的だった。
STATICのアドリフトライナー&エスケープビビィで
イビキをかいて寝てた。
▲夜は星空も綺麗で良い雰囲気のテント村(-5℃)
結果として初出場のOMM本戦、初のストレートAを無事に完走することができた。
最後のゲレンデの上り坂を見上げながら、僕らが出会った信越トレイル序盤の斑尾山に向かうゲレンデを思い出すね~、なんて話しながら少しエモーショナルな気分に。
▲身長差20cm。僕も小さいけど君もデカ過ぎる。
ともあれ今回完走できたのは間違いなくバディのおかげ。
彼の凄さを1番知ってるのは僕だ、と自信を持って言えるくらいには助けられた。
少し生意気でツンデレだけどイイやつです😘
僕ら「チーム二郎」の装備リストも載せておきますね。
↓
来年は装備も見直してエリートに挑戦?
まぁ、兎にも角にもお互い二郎の食べ過ぎには気を付けような。