おれたちの大峯奥駈道 OOM 2023 2024-04-20



俺たちの大峯奥駈道 OOM2023

2022年の今頃、大峯奥駈道へチャレンジしたが、仲間の体調がすぐれず洞川温泉へ降りた。
降りてみるとあっけない敗北感、リベンジを誓い、長い林道を歩いたなーと思い出しながら、2022年のメンバー(千代田、魚岸)そして、初参加の中土と仕事終わりに終電に乗り込み吉野へ向かう。

今回は去年のリベンジも兼ねての4人の男旅となる。

 

Day1

吉野駅に到着した時は0時頃。

当初は歩き始めて、疲れたらビバークする予定だったが、夜中に雨が降るという予報だったので、駅付近で野営。雨音を聞きながら、一夜を明かすことになる。

この選択が吉となり、真夜中は土砂降り、朝明鳥の囀りと共に目覚めて歩き始める。僧侶の方々の朝は早い。お寺から聞こえる足音を聞きながらに歩み進めた。

4人で話しているとあっという間に女人結界門に到着。

そこからさらに標高を上げていくと雪が目立つ。昨晩の雨が山の上では雪だったようだ。千代田さん以外、皆手袋を忘れていた…風もあり、樹氷が降り落ちて、道が、割れた鏡の上を歩いているかのようだ。

ウオちゃんも今回はまだ余裕がある。チュラさんが調べ尽くした、エネルギー摂取のアドバイスが活きている。

 

「マグオーン!」疲れた時の合言葉。出発前に石井スポーツでGETした今回のエネルギー源。

 

去年ウオちゃんがグロッキーとなった付近を通過。まだまだ元気です。去年はグロッキーな状態となってからもそこからさらに足場の悪い道を3時間は歩いていたんだなと思うと、彼の底力は強い。

全行程を完璧に練った山行ではなく、長丁場となる今回の旅。

前回の反省でもあり、プッシュしすぎると誰かが動けなくなる。みんなの調子、そして天候を伺いながら、しっかりと眠れる場所をチョイス。

初日の夜は行者小屋をありがたく使わせていただく。18:30頃に到着。

この先にある弥山まで行きたかったが暗い夜間にアイスバーンの上や崖を通過するのは怖い。明日の朝 or 明朝にかけて動こうと判断した。

予備含めて4日分の食料。今回はフライパンを駆使して、Patagonia Provisionsの缶詰でペペロンチーノを作った。腹パンになって横になると重たくなったまぶたが閉じ、1日目を終えた。

 

DAY2

耳栓していたせいか、いつもより眠りが深い。疲れていたのかもしれませんw

4時頃動き出し開始。朝一からの弥山へ向かう道中、東の空が明るくなり始める。

千代田さんの音楽の歴史トークが炸裂し、朝一から脳がフル回転!

ラジオを聴いてるかのようで、眠気が飛ぶ。

 

遠くに弥山が見えていたが近くに連れて残り900mと看板に差し掛かる。

ココから登りだ!雪がついた階段がツルツルに凍っていてピリつく。

弥山に到着すると2名の外国人の方が宿泊し、日光浴をしていた。僕たちは先を急がねば。しかし標高を上げた分、Core teeだけだと寒い!!野生の感が冴え渡り、Core Socksをアームカバーとして使う。

2日目となるこの日はロングデイ。目標としている行程を考えるとあまり休んでいられない。淡々と歩かねば。ウサギとカメの状態。急がず、歩みのペースは変えずに進む。

タンタン。タンタン。トーンタンタン。ゲーム感覚で歩く。狭い稜線やトレイル は気分は4人縦に並んで歩いてドラゴンクエスト。稜線場で気持ちの良いエリア発見!

 「みんなで昼寝しよう」まるでベホマズンのような白魔法の合言葉。

あれ?ウオちゃんの様子がちょっとおかしいw

マグオン単体で結構な量を摂取していて、胃がキリキリしているようだ笑

チュラさんが干し芋を渡す。HP30回復。チュラさんが白魔道士のように見えてくる。

釈迦岳付近を過ぎてから、疲労を隠せなくなってきている。

このペースだと、ちょっと目標としていたところまでは無理だなと千代田さんと判断し、持径ノ宿で一夜を明かすことにする。

ウオちゃんはついた途端寝袋の中に。3人で最後の晩餐となる食事を済ませ、Vargoのチタンスキットルに入れてきたウィスキーの香りを楽しんだ。

3日目は雨予報だったので、雨雲がかかる時間帯は林道を活用し、歩み進めれそうだね。そこからトレイルに当たって本宮までみんなで歩こうぜ!と。

今回はガチガチに決めきった行程でなく、その時の状況をいかに判断できるかスキルを要する。

 

OMMでの地図読み

天候を読んで、最善のルートファインディング

仲間とのバディ愛。

 

修験道となる、大峯奥駈道は自分たちに降りかかる様々な状況の中、適切な判断力を求められる。これって人生や仕事でもこんな仲間たちがいれば、なんだって乗り越えられそうだなーとウィスキーを飲み交わしながら、最終夜を過ごした。

 

DAY3

めちゃくちゃ寝た。やはり疲れてたのかな。でも筋肉痛は全くないw

千代田さんから借りたCBDバームが効いているのかな。

 

今日は最終日。本宮からの終バスは16:30。

林道ハイクでただひたすらプッシュ!!雨がポツポツと降り始め、SMDの傘を広げて歩く。蒸れないし、快適。

雨音を楽しみながら、上を見ると山々には雨雲が。雨雲の中を歩くことを考えると、ナイス林道!と思いながらタンタンと30km近く歩き進める。

 

電波が入り、玉置神社に売店がある!!!!そこで暖かいカツ丼食べようぜ!瓶ビール一本だけシェアしますか!と男4人は意気揚々!

しかし、まさかの定休日。まーいっか。4日目の予備の食料を食べようぜと大休憩。

ここで学んだことは「期待しない」

食べ終わって、玉置神社を少し見学。奥に圧倒的な存在感を放つ樹。

その空間にちゃんと生きている。なんか疲れも吹っ飛ぶ。HP70回復↑

玉置神社を過ぎ、そこからは本宮までもう残り僅か。

小さな上りと下りの連続で地味に体力を削られる。

遠くにカミナリ。10秒後に雷鳴が届く。あー2、3kmくらい先だね。

カミナリ雲との追いかけっこが最後まで続くw

 

街の明かりが見える。もうすぐだ!

集落の田圃で畑の大合唱を聞きながら残りの数滴のウィスキーを皆で飲み干した。

九州新幹線全線開通CM曲や Stars Hold on を聴きながら旅の終焉地へ。

そう、最後は川の渡渉だ!!スタンドバイミー感あり、皆靴を脱いで一歩ずつ踏み出す。あれ?足裏の石ころ痛い!苔で踏ん張れない笑 気づいたら太腿まで濡れ足を持っていかれそうで意外と焦った笑

 

本宮の鳥居が見える!でけーw鳥居の脇から

「お疲れ様でーす」の声が、ハルキ登場。

影のMVPである。そう、到着は夜中10時笑

 

昨日の段階で電波が入るところでハルキに連絡して、迎えにきてもらうことにしていた。

本当に感謝!

 

4人揃って、俺たちの大峯奥駈道は無事完歩。

この長ーい行程の中、天候も様々。そんな中しっかりと歩けたことはチーム力の賜物だと想う。またこんなチャレンジしたいなーと思いながら、帰宅。

来年はどこにしましょうかw

 



▲OOM2023(俺たちの大峯奥駈道)編 (1/2回)
 吉野駅〜釈迦ヶ岳 アップダウン激し目の登山道を進むMLGチーム


▲OOM2023(俺たちの大峯奥駈道)編 (2/2回)
 釈迦ヶ岳下り〜熊野本宮大社 疲労の山を迎えたMLGチーム登山道と林道のルートチョイスは吉と出るか凶と出るか!?





PACKING LIST

製品 重量(g)
バックパック
OMM / Classic 25 715
合計  
   
スリーピングシステム
ENLIGHTENED EQUIPMENT / Revelation 30°F Down Ver 545
OMM / Duomat 135
合計 680
   
テント・シェルター
Equinox / Ultralite Poncho Shelter (雨具兼) 235
eno / Sub6 Ultralight Hammock 164
cocoon / Hammock Strap Ultralight 140
合計 539
   
クッカーシステム
EVERNEW / U.L. Alu Pan 16cm 134
MSR / Pocket Rocket 2 73
MSR / Iso Pro 110 210
Tritensil / Spoon & Folk/Knife Mini 8
Wildo / fold a cup Big 47
合計 486
   
ウェア(就寝着、雨具)
ENLIGHTENED EQUIPMENT / Torrid APEX Jacket 249
OMM / Halo Pants 69
OMM / Core Plus Hoody 180
OMM / Core Tights 130
OMM / Core Sleep Socks 35
合計 666
   
ウェア(行動着)
OMM / Core Tee 87
2-tacs × Moonlightgear / BAA#1 Hoodie 軽Edition 231
2-tacs / Regular collar 195
STATIC × Moonlightgear / All Mountain Pants #5 軽Edition 419
HIGH TAIL DESIGNS / Hiking Gaiter 29
HOUDINI / Daybreak Cap 45
Hiker Trash / TRAIL MAGIC 78
VIVOBAREFOOT / MAGNA ESC 0
合計 1084
   
   
その他
milestone / MS-I1 Endurance Model 175
合計  
   
パッキングギア合計 ※行動着 食材を除く 3261


もし2024春行くなら...

製品 重量(g)
バックパック
PA'LANTE / joey 419
合計  
   
スリーピングシステム
OMM / Mountain Core 125 380
OMM / Duomat 135
THERM-A-REST / NeoAir UberLite Small 170
合計 685
   
テント・シェルター
Six Moon Designs / Gatewood Cape (雨具兼) 285
Mountain Laurel Designs / SUPERLIGHT SOLO BIVY 170
MOUNTAIN KING / Trail Braze 3 section 215
MSR / CarbonCore Tent Stakes × 6 36
合計 706
   
クッカーシステム
EVERNEW / U.L. Alu Pan 16cm 134
MSR / Pocket Rocket 2 73
MSR / Iso Pro 110 210
Tritensil / Spoon & Folk/Knife Mini 8
Wildo / fold a cup Big 47
合計 486
   
ウェア(就寝着、雨具)
OMM / Sonic Jacket 54
OMM / Halo Pants 69
OMM / Core Plus Hoody 180
OMM / Core Tights 130
OMM / Core Sleep Socks 35
合計 471
   
ウェア(行動着)
OMM / Core Tee 87
2-tacs × Moonlightgear / BAA#1 Hoodie 軽Edition 231
2-tacs / Regular collar 195
MOONLIGHTGEAR / UNfake pants 351
HIGH TAIL DESIGNS / Hiking Gaiter 29
HOUDINI / Daybreak Cap 45
Hiker Trash / TRAIL MAGIC 78
VIVOBAREFOOT / MAGNA ESC 0
合計 1016
   
   
その他
milestone / MS-I1 Endurance Model 175
合計  
   
パッキングギア合計 ※行動着 食材を除く 2942