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海千山千會

海千山千會 矛盾

MLG-UMI-25

海千山千會 矛盾
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海千山千會 矛盾
海千山千會 矛盾

海千山千會

海千山千會 矛盾

MLG-UMI-25

¥19,800 (税込)

海千山千會
矛盾

犯さざるなき矛と犯さるることなき盾は両立せず。
これを矛盾という。

樹を切り倒し鉱物を燃やすことで人は金属を得た。
金属は宗教的権威と、人類に農具と武器を与えた。

金属の道具を改良し、人はさらに森林を伐採した。
木で神殿と馬車と舟、炭でより良い鉄器を作った。

馬車と舟とで交易し、人は富を蓄え文明を築いた。
だが人が力で得た権力と文明は常に移り変わった。

そのころから人々は、背と腹に荷籠をつけて歩く
ようになる。荷物はそれぞれ過去と未来という。
過去に囚われ、未来に憂いを持ち歩くようになる。

海千山千會 立沢木守



僕たちのタビ鉄で使いやすい食器を作りたい。
その要望に2年の歳月をかけて出来上がったのがこの矛盾だ。

“矛”は秦の時代の中国の食器がモチーフとなったカービングナイフ。
“盾”はインドの仏具、蓮の花がモチーフとなったスプーンだ。

どちらも焦げついた米を取ったり柔らかい肉を取り分けたりと
通常のナイフフォーク、スプーンとは異なるものの直感的に使いやすい
性格を持っている。

歴史の中での用途で言えば鍋でぐつぐつと煮込む料理に向いている。
大きな焚き火を作り掻き回しているうちに様々な食材が混じり 妖艶な料理ができあがる。数種類のスパイスを足し作り手もだんだんと恍惚状態になっていくような。夕刻から時間をかけて作りあげる特別なディナーのための道具。

あえてLUEに真鍮で重く重厚に仕上げてもらった。
道具自体の味も楽しめる唯一無二のカトラリーだ。

海千山千會 千代田高史

 

 

作家紹介
Lue
岡山県瀬戸内市で、真鍮を素材を中心にカトラリー・雑貨・アクセサリーを作る菊池流架のプロジェクト。
たたいたり切ったりと手で作るその作品は、ひとつひとつに表情を持っており 手に馴染んでくるLueの真鍮はその人の生活をあたたかいものにしてくれる。

 



SPEC / 商品スペック

サイズ
ナイフ : 30.5cm
スプーン : 29cm
重量
ナイフ : 85g
スプーン : 100g
素材
真鍮
備考
濡れた状態が続くと錆が出る場合があります。
その場合は塩と酢を混ぜたもので磨いてください。
 

COLUMNコラム

“矛”は一見何に使うの?という感じの形であるが野菜の種を取り除いたり 皮を綺麗に向いたりするのにとても使いことに驚きました。

旅の中で新鮮な野菜や果物を分けるのにとても使いやすい!そして“盾”もおたまや取り分け用としても使いやすいスプーンでかなり実用的に使える点が嬉しい。

削りの仕上げで縦に入ってる細かいラインも質感がよく重厚感に繋がっています。

writing / Chiyo

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