EVERNEW
400FD NH
足るを知る
これぞULの本質を体現するクッカー！
EVERNEW 400FDのハンドルを取り外しているか否か
そこでその人が筋金入りのULハイカーかどうか見極める、そんな時代が終わるんだな〜と、時代の節目を感じるハンドルレスのクッカーがEVERNEWから登場。
最初からハンドルがないTi 400 NHとハンドルを外した400FD、どっちが軽いんだ？
400FDの重量が公表50g、ハンドルひとつの重量が7g、ハンドルをふたつ外すと36g。
Ti 400 NHはカップとハンドルの接続パーツがないので34g。
わざわざハンドルを外すより軽いので、筋金入りのULハイカーもより軽量化を目指すならば、これ一択ではないでしょうか?!
と、ハンドルレスのクッカーを語る時、ついつい軽さの話になってしまいますが、ハンドルレスの使い勝手の良さ、おもしろさにも注目して欲しいところ。
■ハンドレスクッカーの機能美
最初からハンドルがないことでクッカーの側面に余計な凹凸がないのは見た目の美しさだけでなく、他のクッカーとミリ単位でギリギリのスタッキングができスマートにパッキングできるという使い勝手の良さがあります。
どんなクッカーとスタッキングできるのか？といろいろ試してみて、ミリ単位でスタッキングできた時の気持ちよさ、是非体感して欲しいです。
■絶妙な底径サイズ
クッカーとしての実用性は400FDと変わらず、底径が9.5cmと広いためバリバリと崩さなくてもカップヌードルのリフィルをそのまま入れられ、食べられること。カップヌードルに必要なお湯の量は330ccなので少し濃いめの味にはなりますが、この軽さの鍋でお湯を沸かすだけでなくそのままラーメンまでを山で食べられるというのは大きな魅力。
また、この底径は同社の軽量アルコールストーブ「BLUENOTEstove」との相性もよく、クッカーの中にスタッキングもできるので、ぜひこのセットも試して頂きたい！
ハンドルがないことで火にかけて熱くなったクッカーをどうやって持つのか？リフターを使うもよし、カーボンフェルトやシリコンバンドを付けるもよし、ハンドルがない不自由さをどうやって解決するのか、いろいろ工夫して楽しむ。そこにその人の個性が現れると思います。
コストパフォーマンスもいいので軽量化の第一歩に是非。
SPEC / 商品スペック
COLUMNコラム
ULを始めたばかりの頃、ハンドルを外した400FDの無骨さは尊敬と憧れの対象でした。自分も思い切ってハンドルを外した時のULの仲間入りした高揚感は今でも忘れらない。時代も変わったな…
そんなノスタルジックな感情は「Ti 400 NH」の実物を触って吹っ飛びました。 余計な凹凸のないクッカーの美しさ、ずっと触っていたい。
TOAKSのTitanium Pot without Handleシリーズを400FDの中にスタッキングできることを発見した時はかなり興奮しましたが、この「Ti 400 NH」は何にスタッキングできるのか？これからシンデレラフィットするクッカーを探すのが楽しみです。
writing / Nakatsuchi
