FLAT EARTH EQUIPMENT
MONK'S STOVE SET (MLGVer)
高出力・低燃費。
遊び心ある風防まで楽しいコンパクトストーブセット


当時、ULの定番クッカーだったエバニューの400FDに燃料込みで本体と五徳もスタッキングしたい!!そんな思いからコンパクトなアルストの制作をはじめました。
はじめは五徳を必要としないサイドバーナー式のストーブを制作していたのですが、途中から風防との併用性や燃費などが気になってきてオープンジェットの燃焼構造に変更しました。
すると五徳も必要だし、もちろん風防もいる。しかし、金属加工の技術やノウハウは全く持ってないのでホームセンターや身の回りにあるものを使って制作することにしました。
五徳は400FDの底にペタンと収まって、尚且つストーブの火力を最も引き出せる高さに調整。
風防は当時、クラフトビールをよく飲んでたので身の回りに飲み終わった空き缶が沢山あって。
柄も素敵だしこれを使おうと。出来るだけ軽く、尚且つシンプルに作りたかったので2枚のシートを組み合わせてポンチで固定するありそうで無かった単純な構造にしています。
10数年前、海外のビア缶ポットを目にした時に、国産缶で自作ポットを作り始めたのが最初でした。当時の写真を見るとSP450を念頭に作っているのがらしいなと思います。去年あるイベントで見せる物を考えていて、ふと目に止まったのが埃を被ったそのポットです。当時よりも加工しやすい良い缶があったので割と気軽に取り掛かれました。ただ、当時作った物よりも簡単でしっかりした物にしたいとブラッシュアップさせたのが今回の缶ポットです。
歩いている途中、ドリップコーヒーを飲みたい、でも細口で注げるポットが無い!それだけの目的で作っています。

音を出さない!
本体の制作時に2つの缶をプレスして合体させる嵌合という工程があるのですが、昔は当て木を置いてハンマーで叩いていました。すると集合住宅に住んでいるので、夜中に夢中になって制作していたらうるさくって下の階の方に怒られました。それから昼間しかやらない事にしたんですが、それだと制作が進まない時期があって。それから工程の見直し。現在はプレス出来る機械が増えたのできっと迷惑はかけてません!
シンプルでわかりやすく!
初めての方にアルコールストーブという軽量な手段を知ってもらうためにセットで使用してもらうことを前提にシンプルに設計しているつもりです。
たとえば風防も何か現場で組み合わせたりしなくても良いようにスライドしてサイズ調整できるだけの単純でシンプルな構造にしています。SNSで作り方の動画や型紙も公開しているので、制作しやすいように最低限のギミックだけを入れています。
また本体を買ったら、五徳や風防も調べて選ばないといけない。調べたところで結局何を選んで良いかわかんない。そんな煩わしさや面倒くささがアルストが煙たがれる要素の一つだと思ってるので、初めての方でもわかりやすいセットでの販売にこだわりました。

MYOGで作ったにも関わらず、丈夫なところ
雑にガチャガチャ使っても壊れないのが山道具の基本。特に本体のストーブは物凄く軽いのに、
投げても踏んでも凹みません。しかし、自宅の車で踏んだら流石に凹みました。
とっても燃費が良いところ
ジェットの炎が渦を巻き中心に集まります。まずモンクスストーブはオープンジェット式を採用している他のどのストーブよりも口径が小さいです。口径の小さい本体で渦を巻かせて中心に火が集まるように設計を行っているので、どんなクッカーでも火こぼれが起きずに熱のエネルギーが無駄なく全て伝わります。特にマグカップなどクッカー底面の口径が小さければ小さいほど湯を沸かすのが得意なストーブです。
MONK'S STOVE SETの特徴
⚫使い方のコツ
シンプルでわかりやすくをテーマにしてるのでコツなんてものは要りません。
削ぎ落としました!
あえて言うのであれば、風防を使用する際にカルデラコーンのように風防を
クッカーに密着させようとする方がいらっしゃいますがそれはNGです。内部の熱が篭りやすくなりますし、素材がそもそもチタンでは無くアルミですから!クッカーと風防は必ず間隔を空けて内部の熱が篭らないように。15mlの燃料で350mlの湯が沸き、25mlの燃料で一合炊飯可能です。1人で山に入って行うことに対しては一通り対応できます。あくまで300mlから400ml程度の湯沸かしを想定していますので、一度に500ml沸かすときはガスの使用をオススメいたします。
SPEC / 商品スペック
POT STAND (FOR MONK'S STOVE) : よこ70mm × 高さ66mm(収納時)
BEERCAN WINDSCREEN : 最大直径115mm × 高さ70mm
MONK'S STOVE : 11g
POT STAND (FOR MONK'S STOVE) : 17g
BEERCAN WINDSCREEN : 7g
POT STAND (FOR MONK'S STOVE) : ステンレス、真鍮
BEERCAN WINDSCREEN : アルミニウムボトル
※燃料用アルコール専用
COLUMNコラム
MLG Verでは、(プラス数gでの遊び的な)するためにプレヒート台を追加しています。
寒い日や、火が立ち上がりにくい場面でも扱いやすい仕様です。
ストーブの底面には平野さんのサイン入り。
MLG別注らしく、カラーはネオンピンクにしてもらいました。
そして、この風防がまた楽しいんです。
ひとつひとつ柄が違うので、どんなデザインが届くか開けてからのお楽しみ。ビール缶のラベルを見ながら、
「平野さん、これはどんな山のあとに飲んだんだろう」
「どんな時間を過ごして、この風防になったんだろう」
なんて想像してみるのも、ちょっといいですよね。
軽い、よく燃える、使いやすい。
もちろん道具としての性能はしっかりあります。
でもそれだけじゃなくて、こういう余白や遊び心まで含めて、FLAT EARTH EQUIPMENTらしい道具だなと思います。コンパクトな装備の中に、小さな火の時間を足してくれるセット。
アルコールストーブの楽しさを、気軽に味わえますよ!
writing / Yokoyama