Mountain Laurel Designs
HELL 27L Multi camo

MLDミニマリズム思想の傑作
よりタフに遊べるMLG別注モデル

「HELL 27L Multi camo」はmoonlightgearがよりタフに、山に溶け込むように遊ぶためにMountain Laurel Designsに別注したスペシャルバージョン。

「完璧とは、付け加えるべきものがなくなった時ではなく、取り去るべきものがなくなった時のこと」

サン＝テグジュペリのこんな言葉を思い出させてくれるHELL 27L。

縫い目やストラップ、バックルの数を極力少なくし、一気室でロールトップ、背面ポケットと必要最低限のシンプルな作りの佇まいの美しさ。

MLDは2002年創業のUL第一世代のガレージブランド。創業者のロン・ベル氏は10代の頃から持ち物をできるだけ少なく、そして、軽くするために、母親のミシンでギアをカスタマイズしたり、オリジナルのギアを縫っていた筋金入りのミニマリスト。

HELL 27Lはそんな彼の長いギア制作のキャリアにおける最高傑作と呼んでもいいバックパックなのではないかと思わせるほど、シンプルなのにあらゆるアクティビティに使える機能性を持つ逸品に仕上がっています。

◾徹底的に無駄を排した機能美

多くのバックパックはサイドパネルを有するため、縫い目が4箇所あり上から見ると四角い構造になっていますが、このHELL 27Lはサイドパネルがないため縫い目は背面側の2箇所のみで上から見るとかまぼこのような構造になっています。

縫い目の少なさは軽さと耐久性を向上させるだけでなく、パッキングしたときのバックパックの無駄のない曲線がとにかく美しい。

また、バックパック本体が細長い構造で、上部のロールトップのエクステンションカラーが長く設計されているので、荷物が少なくても余計なコードを極力使わずにコンプレッションできる仕組みになっています。それにより、荷重が身体の中心に収まり、MLDのBURNやCOREを引き継ぐ背面上部で背負える作りは、アクティブに行動するファストな山行からブッシュクラフトや渓流釣りなどオフトレイルでの冒険的な山行にバッチリ。

MLDの特徴であるショルダーハーネスの湾曲やジオメトリー、適度なパッドの厚みは長時間背負っていても疲れません。

シンプルで無駄のないデザインは、見た目の美しさと同時に機能を最大限に発揮する、これぞまさに機能美！

◾️背面のメッシュポケットと拡張性

バックパックの背面には2Lの容量のストレッチメッシュポケットがあります。以前は縦に2分割されていたポケットですが、大きな一気室にデザインが変更されより自由度の高いパッキングが可能になりました。深い作りのため、背の高いボトルや行動食、シェルの上下、テンカラ竿など様々なアクセサリー類を見た目以上にポンポン入れる事ができます。

面白い点としてはメッシュ上部を縫わずに折り返しているのでゴムやプラパーツを使わずとも小物が振動で落ちないように工夫されている点。Nylon/Lycraのメッシュ生地はとても強度に優れ、角のあるものを入れてもヘタらず安心です。

また付属のバンジーコードを使用することによりマットや衣類などをサイドにくくりつけることができるなど拡張性も魅力。

◾️よりタフに山に溶け込む素材

トレイルから外れて、ハンモックスポットを探したり、渓流釣り、OMMのような藪漕ぎをするようなシーンで、よりタフに山に溶け込むように遊べる素材を求めて、X-Pac 330DのMulti camoで別注。

UltraGrid™より若干重くなるものの、耐久性が上がり、藪漕ぎや岩稜帯でもより積極的に使うことができます。またバックパックが自立するほど生地にハリがあるので荷物が少なくても形が崩れずに美しく背負えます。

ミニマムな1～2泊のオーバーナイトハイキングから渓流釣り、バイクパッキングなど幅広いアクティビティをサポートする絶妙な大きさで、やかに山を楽しみたいハイカーにピッタリのバックパック。

一歩踏み込んだULスタイルの縦走にチャレンジしたい、日帰りのハイキングや普段使いもでき、人とは違ったバックパックを探している方にはとてもオススメのバックパックです。