OMM
MOUNTAIN RAID 303
化繊寝袋もついにここまで!?
-5℃想定でも安心のコンパクトモデル
雨や湿気の多いイギリスでも信頼され、OMMレースや山岳レースで使用されているのがこのMountain Raid シリーズ。化繊綿を使ったMountain Raidは山岳レースでまさに行き倒れのようにどこでも安眠を手に入れたいというニーズに合わせて開発されました。
OMMの寝袋は、毎年イギリスで開催されるレースのために設計されています。想定される気温は-5℃から+10℃まで、そして、雨天に見舞われる状況に遭遇することも多い。
このMOUNTAIN RAID 303は-5℃想定にも対応できる、OMM史上最も暖かい寝袋。
組み合わせによっては個人差ありますが-5℃以下まで使用できるので残雪期や秋のアルプス、日本のOMMレースでより安心して使用しやすいモデルが登場。それでありながら重量790g、フル化繊モデルのマミー型も遂にここまで来ました。この軽さはPrimaLoft® Cross-Core Gold Eco化繊綿 170g/㎡を表面に、133g/㎡を背面に採用して保温効率と軽量化を両立させているのが最大の特徴。
雨や結露で濡れてもDWR加工済みのアウターシェルPoint Zeroだから浸透しずらく、ずぶ濡れの状況でも熱を伝えやすい化繊綿が自身の体温でグングンとドライにしてくれるのがとても面白い点。
体温を逃がさないシェイプされたマミー型のデザインで軽量に仕上げたこの寝袋は、シュラフカバーを必要としない点でより積極的に軽量化を進められるアイテムです。キルト形式の寝袋と違い気密性が高く首もとまでしっかりと保温してくれるので、就寝着やビビィ、サバイバルシートなどの工夫でより突っ込んだ温度まで活用できますよ。
特に、寒い時期にビビィを使用すると外気とビビィ内の温度差が大きいため、どうしても多少結露してしまう。そのような場面において、-5℃以下想定でも使える化繊の寝袋は雑に使えて、早朝出発で乾かす余裕がなくてもロフトがへたることがないので寒い時期の縦走や雪山登山でも、次の日も安心して使用が可能です。
パッキングも同温度帯対応の寝袋に比べてかなり小さくなるのも魅力の一つ。
氷点下が予想される年のOMMレースや、寒い環境下の悪天候時でも安心して使用したいというニーズを満たしてくれる、安心感のある温度帯。同ブランドの233よりも少し安心感が欲しい方におすすめです。
SPEC / 商品スペック
収納サイズ : 30cm x 15cm
中綿:Primaloft Gold : 170g (表面) 130g (背面)
・90% PCR (ポストコンシューマー・リサイクル素材)
・7.9 TOG(乾燥状態)
・6.0 TOG(濡れた状態)
※OMMは全商品MLG東京、MLG大阪、MLG福岡の実店舗のみでの販売となります。
通信販売をお求めの方は →OMM JAPAN公式サイト よりお買い求めください。
COLUMNコラム
氷点下を下回るなら化繊じゃなくてダウン一択。
そんな僕の寝袋選びの基準を覆してくれたのがMOUNTAIN RAID 303との出会い。
雪山に行くときにシェルター内の結露が凍り、風に吹かれて寝袋に氷が降ってくる。寝袋に落ちて解けて寝袋が濡れる。その対策にビビィを使うと、ビビィ内でも結露してダウンの寝袋がちょっとへたるのを見る度に、どうにかならないかな〜と思っていたのですが 、、これなら一発解決じゃんと。
化繊のMOUNTAIN RAID 303ならビビィを使っても、使わなくても濡れに強いので安心!この戦闘力で氷点下の遊びに革命が起きそうな予感がしています。
ぜひ気になる方は店頭で寝転んでみて
writing / Nakatsuchi