ENLIGHTENED EQUIPMENT
QUILT LAYERING ADAPTER
夏用+3シーズンキルトを連結させて
安心の雪山寝床を作る天才アダプター
雪山でのテント泊に憧れはあるけれど今ある装備で眠れるか心配…
自分が持っているキルト寝袋を活用して合体させることで雪山でも安心できる最強の寝袋システムを作ってみよう!
というULマインドで生まれたのがこのEnlightened Equipmentの「QUILT LAYERING ADAPTER」。
重量たったの14gで新しい冒険に一歩踏み出させてくれるアイテム。

このアイテムは2枚のキルトを1組のパッドストラップ(付属のゴムバンド)に固定できる専用アダプタ。これひとつで2枚のキルトが朝までズレることがなく確実に固定され、保温力の拡張してくれるアイテム。夏用の軽量なキルトと3シーズン用の寝袋を2枚持っていれば、組み合わせることで温度域を大幅に拡張!冬山や雪山であたたかく眠ることができるようになります。
2016年以降のEE製キルトに対応し、既存のストラップへ差し込むだけでキルトの連結が可能になります。EEのキルトに付属するゴムバンド「パッドストラップ」とも互換性があり、既存装備との連携も可能です。
◾️温度域の拡張性
2枚のキルトを組み合わせることで拡張される温度域は、EEの温度換算チャートで確かめることができます。様々なキルトのレイヤリングが紹介されていますが、例えば、夏用と秋冬用の温度域のキルトを組み合わせると、
・50°F + 30°F の組み合わせで 約 10°F(-12°C)
・50°F + 20°F の組み合わせで 約 0°F(-17°C)
・40°F + 30°F の組み合わせで 約 0°F(-17°C)
・40°F + 20°F の組み合わせで 約 -10°F(-23°C)
このシステムの最大の利点は、1枚ごとの使用と重ね使いを組み合わせることで、季節や標高に応じた柔軟なスリーピングシステムを組めること。これなら雪山用の寝袋を持っていなくても、キルトを組み合わせて温度域を拡張させることで雪山で夜を明かすことに大きな一歩を踏み出すことができますよ。
◾️化繊とダウンのハイブリッドキルトで結露対策
雪中泊ではテント内やビビィ内と外気の温度差が大きくなるため、結露問題は避けては通れない道。キルトレイヤリングなら、外側に化繊、内側にダウンのキルトを組み合わせることができます。レイヤリングをすることで空気層が増えるので、外気温との温度差を緩やかにすることができ、外側に濡れに強い化繊を配置することでテント内やビビィ内の結露対策ができます。
◾️レイヤリングのコツ
EEのキルトに付属する「パッドストラップ」を使って固定する場合は、キルトは2枚とも表裏は同じ向きでアダプターのオスメスを合わせると簡単に連結できます。
「パッドストラップ」でマットにキルトを固定しなくても問題なく眠れている人や、「パッドストラップ」を忘れたり失くしたりしても、内側のキルトの表裏を逆にするとキルト本体のクリップとアダプターを連結することができるのでご安心ください。
もちろん、同じ温度域のダウンキルト単体とキルトを2枚組み合わせたキルトレイヤリングシステムの重量を比較すると、キルトレイヤリングシステムの方が組み合わせ次第で150〜300gほど重くなり、パッキングも嵩張ってしまいます。雪中泊をよくする人はダウンキルト単体の方がやはりオススメですが、これから雪中泊にチャレンジしてみたい!という人には許容範囲の重量差だと思います。
装備を足し引きしながら、自分にとってちょうどいいバランスを見つけていく。
その自由さこそ、キルトレイヤリングの醍醐味です。
小さなパーツながら、スリーピングシステム全体の自由度を大きく広げてくれるアダプター。
手持ちのギアを工夫して新しい冒険にチャレンジができる、EEらしい合理的なギアですよ。
SPEC / 商品スペック
COLUMNコラム
2枚のキルトを簡単に連結できる小さなパーツ。
実際に北海道の雪板トリップ中に、外気-15℃以下の車中泊では50°F(化繊) + 30°F(ダウン) の組み合わせで、-20℃以下の雪山での雪洞泊ではさらにビビィと組み合わせることで眠ることができました。
冬用の寝袋を買わずとも、手持ちの装備を重ねて保温力を自在に調整できるのが、このシステムの魅力。小さなパーツですが、自分にとってちょうどいい眠りをデザインできる。季節を越えて遊び続けたいハイカーにこそ使ってほしい、そんな自由さを感じるギアです。
writing / Yokoyama