Hyperlite Mountain Gear
UNBOUND 55
長距離縦走だけでなく多様なスタイルに。
HMGの最新進化系バックパック
2010年アメリカ東海岸の最北部で誕生したブランド、HYPERLITE MOUNTAIN GEARは1990年代のウルトラライトの思想を軸に”頑丈さ”をプラス。
ハイキングだけでなくクライミング、MTBなどハードなアクティビティにも対応する新しいスタイルでのULスタイルを発信している振興メーカーです。
このUnbound 55は、HMGの55Lラインナップにおいて、雪山ハイキングや長期遠征など、装備がかさばる状況で最大限のパフォーマンスを発揮するモデル。
細く縦長の形状により、荷物が多い場合でも体に近い重心位置で背負えるため、雪山でのスノーシューハイクや重装備での長距離山行も安定した背負い心地を提供します。
□大容量の背面メッシュとボトムメッシュ
背面メッシュは頻繁に使うシェルや手袋、ギアを素早く出し入れ可能。上下アクセス設計により雪の中での無駄な操作を減らせます。耐久性の高いDyneema Stretch Meshで、雪や岩への摩耗を気にせず使用できます。
またULボトムメッシュを採用したことにより歩きながら補給をスムーズに行えたりゴミなどを入れておくことができるので、ザックを下ろさず行動。1日の行程時間を無駄なく歩き通すことができます。素材のDyneema Stretch meshは藪漕ぎや岩場での擦れも無問題。数年使っても破けない強さを誇ります。
□〜季節ごとの使い分け〜 着脱可能なステーとウェストベルト
背中の中心位置に55Lながら大胆にアルミステーを1本に。背負い心地は犠牲にせず、より軽さを意識した作りにしています。
ウエストベルトは数ミリ単位で調節でき、身長や体格問わずよりフィット感を上げることができます。
またこのモデルの一番の魅力がベルトが着脱可能だということ。再度コードのコンプレッションにより容量を小さくもできますので 春夏のハイシーズンはFKTスタイルなどニーズによって全てを取り外して身軽に挑戦する山にも活躍します。
秋冬はかっちりウエストベルトとブレない芯のステーの効果を感じながらずっしりとゆったり歩くことでこのザックの優位性を感じることができるでしょう。
もちろん、ロングトレイルにチャレンジするにはバッチリの性格。本場アメリカでも使用者が爆発的に増えていることが実力をうかがわせます。
日本の山でも南アルプスや、東北の山、北海道など食料や水を多く背負う山行には確かな結果をもたらしてくれるでしょう。
その時々の役割に合わせて使い分けが楽しいアイテム。玄人にもこれから初めてバックパックを買う方にもお勧めできる大容量ザックになっています。
□細部にこだわった素材の使い分けと縫製が魅力
素材は150D のDyneema®/Poly Hybrid を適材適所に使い分け強度と軽さのバランスをとっています。
そして注目すべきがタイピングが外側にあること。
製作過程においてあえて縫い目を裏返したことにより、シームと縫い目の強度が上がり、ディジーチェンを一緒に縫い合わせています。
防水性能が上がるだけでなくアックスや雪板をさまざまに取り付けたり細かなコンプレッションができるのは荷物の増減が大きいシチュエーションで頼りになるデザインです。
Unbound 55は、耐久性と背負い心地を損なうことなく、40Lモデルでは対応が難しかった長期遠征や装備の多い雪山登山にも対応します。
海外遠征、雪山でのテント泊、スルーハイキングなど、より多様な場面で活躍するモデルでSサイズからラインナップがあり、小柄な方や女性でも使いやすい設計も魅力的。冒険に合わせて選んでいただければと思います!
SPEC / 商品スペック
※サイズ選びの参考として
Sサイズ
身長150~165cmの女性、小柄な男性にフィット。
Mサイズ
身長165~170cm後半の方。
COLUMNコラム
55Lでバックパック自体は1kgを切る軽さと重たい荷物を背負った時の安定感に驚きました。 腰にバチっと乗る感じが素晴らしい。
長距離を歩く時以外では裏山で遊ぶ時も個人的には冬場、料理をこだわる山行にバッチリと感じていてTOAKS Titanium 2000mlやTrangia 2.5L Billy Kochelといった大型クッカーで複数人での料理や大容量のスープ作り、 鍋料理など、グループでの宴会スタイルに活用してます。
55Lだからこそボトムポケットのありがたさを再認識。
ロングハイクをベースに雪山から裏山でのキャンプまで様々なスタイルに対応できるバックパックですよ!
writing / Yokoyama