SOL
Emergency Blanket
これぞUL魂を象徴するアイテム
変幻自在の超軽量完全防水シート
SOLのEmergency Blanketは、類似するエマージェンシーシートやサイバイバルシートとは異なり、しなやかで繰り返し使用することができる非常用ブランケット。シングルサイズで重さわずか約65g!持って行くことを迷わない重さ、コンパクトさゆえに、非常時以外にも積極的に使いたくなるアイテム。
◾️強くてしなやかなポリエチレン素材
類似の廉価なサバイバルシートはポリエステルが使用されているものが多く、ガサガサうるさく一度広げると折り畳めない使い捨てになってしまうものが当たり前。
そんなサバイバルシートの世界に革命を起こしたのが、ポリエチレン素材に高純度のアルミ蒸着加工を施したSOLの Emergency Blanket。
ポリエステル生地の他社製品に比べ30 〜 50%薄いにも関わらず、強度は上まわると言われるのも納得、薄いのに驚くほど引き裂き強度が強くすぐに破ける心配はありません。キズがついても裂けてしまうことがないので補修して長く使うことも可能です。
しなやかでガサガサ音がしないのも、使う時や撤収時に自分だけでなく周りに気を遣わなくていいのが嬉しいポイント。
◾️最大90%の体熱反射保持
ポリエチレン素材に高純度のアルミ蒸着加工が施されているので、アルミ面は体が放射する体熱の90%を反射してくれます。あくまで単体であたたかいというわけではなく、効果を最大限発揮するには体温を封じ込め、外気を遮断する空気層、いわゆるデッドエアースペースを作りだす必要があります。
また、透湿性のない素材になるので、湿度を100%近くに保つことで保温効果を発揮させる「VBL(ベイパー・バリア・ライナー)」といわれるアラスカなどの極寒地で採用される防寒システムで体温低下を防ぐことになります。
要するに、内側が蒸れる状態を作り出してあたたかくするので、OMMのcoreシリーズなどで自分の身体側に対する結露対策はマストですが、使いこなすことができれば非常時にも安心の防寒対策が可能になります。
◾️高い防水・防風性、使い方次第で変幻自在
上記の通り、透湿性がないということは、防水・防風性が非常に高いということ。
雨風が強いときにくるまってビバークする緊急時用として使うだけでなく、
・フロアレスシェルターのグランドシートとして
・石ころをガイラインで固定してタープとして
・ハンモック泊時の簡易的なトップキルトとして
etc…
アイデアと工夫次第で本当に色んな使い方ができる、UL魂を象徴するようなアイテム。
特に少し粘りのある素材感のため、グランドシートとして使う時は、滑りやすい生地のエアマットとの相性が抜群。地面からの湿気もフロアレスシェルターの結露の原因の一つと言われているので、防水シートを地面に敷くことは結露対策にも◎
緊急時、非常時用のアイテムですが、むしろ本来の用途で使うことはできるだけ避けたい。
あなたのアイデア次第で「緊急時にも」使える変幻自在の道具になりますよ。MLGクルーたちも色んな使い方をしているので、ブログやYouTubeを見て参考にしてみてください!
SPEC / 商品スペック
収納サイズ/約9×13.5×2㎝
中の仕様は同じです。
COLUMNコラム
ULに目覚めるもっと前、山をはじめた頃に買ったアイテム。
最初は緊急時用のアイテムとしてしか考えていなかったので、ずっと未使用のままだったけれど、ULに目覚めてから、こんな使い方もできるんじゃない?といろいろ試しているうちにボロボロに…
穴が空いた場所は補修したり、しなかったり、その時の気分で。
かれこれ、もう10年以上の付き合いかと思うと、ある意味一番付き合いが長い道具かもしれません。
日帰りでも、ファニーパッキングでも、テント泊でも、ハンモック泊でも、ビビィ泊でも、雪山でも、どんな時も山に行く時はほぼ必ず持って行くアイテムです。
writing / Nakatsuchi