SwissPiranha
RT Series
ペグの常識を覆す
僅か3.2gの超軽量ペグ
SwissPiranhaはプラスチック技術の専門家であり、発明家でもあるBeat Wietlisbach によって作られたペグ専門のメーカー。
この赤いギザギザが特徴的なペグは通常のペグの円柱で地面と保持させるものとは異なり X字で固定するビームプロファイルシャフトと先端の鋸歯で安定の保持力と抜けずらさを実現しています。
短い方のRT 90 はULハイカーが特に注目すべきアイテム。重量3.2gしかありません。
ペグ1本としてこの軽さに驚きを隠せませんが 9cmという比較的短めながらも上記の特徴的なフォルムに加え、ヘッドを溶接していたりフックを折り返している形状ではないので 他メーカーのペグよりも地面の表面最後までベタ付きで深く打ち込ませることができます。
コンパクトながら保持力はきちんとあるのでシェルターの特に負荷がかかる場所以外の選択肢としては素晴らしいアイテムだと思います。
またペグのお尻部分のヘッドには4つの溝があるのですがここにぐるぐるとガイラインを巻いてしまうだけでいい長さでガイラインの固定が完了。自在不要。
ペグ自体がねじれず、粘度があるので足や石などを使ってガンガン地面に打ち込んでも折れてしまうという心配もありません。
もう一つのRT 120も面白い。12cmと長さが長い分保持力はより強く、重さは5.9g。
こちらは現在最強の呼び声が高いMSRのカーボンコアステイクとの比較が面白いですがコスト面での優位性を考えられます。そういった意味でかなりオススメです。
また、若干曲がったペグは160度でレンジで加熱することにより形状を簡単に戻せます。
さらにこの高機能プラスチック製のペグはアルミニウムやチタン製のペグと比べると生産工程において1/13の排出エネルギーで生産することができます。
赤いフォルムは紛失しにくいので自然環境に優しいという点でも優秀ですよ。
SPEC / 商品スペック
RT-120 : 全長12cm
RT-120 : 5.9g
COLUMNコラム
RT 90 とRT120 の2つの長さがありますが自分の使い分けをご紹介。
僕は両方使用しているのですが、例えばSMD のGatewood Cape や Lunar Soloの非自立などで支点となる3点はRT120。
残りの補助部分3点はRT90と2つの長さを使い分けています。
自立であれば全てRT90もいいですが、固すぎる地面だと最初入りづらい場合があるので 貫通のガイドを作るのみの役割で金属製のペグを一個持参しています。
是非、今ご利用のペグセットをPiranhaに変えた場合で計算をしてみてください。きっと面白いですよ。
writing / Hattori