SAMAYA
Nano Bivy
アルパイン用のゆったりサイズの
世界最軽量！死角なしの完全防水ビビィ
若きフランス人クライマーであるギランとアーサーが創設したブランド「Samaya」。
その中でもアルパインスタイルで最軽量を追求するモデルがULTRAシリーズ。待望のフルシームBivyが登場です。
NANO BIVYは、3層防水透湿Nanovent®ファブリックとボトムフロアにはDCF素材で構成された、フルシーム済みの重さ235gの超軽量ビビィです。
本体に使われているSamayaが開発したNanovent®は、外側は疎水性ナイロンと内側は親水性ナイロンにメンブレンをラミネートした3層構造次世代ファブリック。耐水圧10,000mm、透湿性40,000g/m2/24hと、雨や雪の環境でも安心して使用でき、結露も最小限抑えてくれます。
ボトム部分に使われているDCFは、通常のポリエチレンより極端に分子量を増した超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)とMylar®を貼り合わせた構造。耐水圧20,000mmと高い摩耗性と防水性を合わせ持つ素材です。
特筆すべきは、フルシーム済み、重さ235g、収納時のサイズも1Lのナルゲンボトルと変わらない超軽量コンパクトなサイズにも関わらず、厳冬期用のエアマットやシュラフをビビィの中に入れられるように大きめに設計されていること。
大きさは名品であるrabのアルパインビビィと同等で200g以上重量が軽くなっていることが最大の特徴。春先の雨のシチュエーションから極寒期まで１年中様々なシチュエーションで頼りになる最高の一枚に仕上がっています。
ジッパーも首元から腰あたりまで大きく開くように設計されているので、ビビィの出入りもノーストレス。
ビビィを広げてマット、シュラフと身体をビビィの中に滑り込ませるだけで寝床の完成させることができます。
当店がおすすめするビビィサック。使用する利点は大きく３つ
【１】寝袋の上にシェル。気密性があがり暖かく寝れる
【２】天候が良ければシェルターから出て単体で就寝できる
【３】マットもビビィの中に入れてグランドシートを省ける
です。蚊帳がないモデルですが頭からかぶるFUSEGUのようなヘッドネットの併用なら20gに満たない重量の追加で事足りますし、ダイニーマの防水性は高いので、雨の跳ね返りや雨水が流れ込んでくる程の大雨の中、タープやフロアレスのシェルターで寝る時の安心感はダントツなので、3シーズンも積極的に使えます。
またビビィの中にバックパックから靴まで装備を入れることができるので、荷物を雨や跳ね返りの泥水から守れるのも◎
冬の天気がいい日は雪山で自分1人が寝転べるスペースの穴を掘ってそこにビビィを広げて夜空を見上げながら眠りに落ちる…雪が降りそうな夜は雪道を掘ったり、カマクラをつくってその中で眠る…
自然を感じながら眠ることができるすばらしい相棒になってくれるはず。
3シーズンから厳冬期まで一年中安心して使える超軽量ビビィ。
このNano bivyで一年を通して何度も夜を過ごせば、Samayaの細部までこだわり、妥協しない徹底したモノ作りの精神が、あなたの期待を120%満たしてくれます。
本気で完全防水フルシームビビィサックの重量を100g以上押し上げた Bivi史上歴史に残る最高の一枚の誕生です。
SPEC / 商品スペック
収納サイズ : 1L/ø 100mm x 210mm
本体 : Laminated 3-layer fabric - Nanovent® membrane
COLUMNコラム
冬は軽さより安全を。
そういうものだと割り切っていましたが、Samayaがその固定概念をまたもや華麗にぶち壊してくれました。
厳冬期でも使える居住空間にも関わらず、235gという軽さ。3シーズンで考えてもMLDの撥水ビビィであるスーパーライトビビィに匹敵する軽さです。
自分は今年の夏、4泊5日で北アルプスを歩き回ったときに使ってきました。 バケツをひっくり返したような雷雨の夜、gatewoodだけでは不安でこのbivyに滑り込んで眠ったときの安心感。
標高が低いテント場で、蚊がうるさいとき、寝袋に頭まで入ると暑くて眠れない。そんなときにこのビビィに寝袋なしで潜り込んで開口部をギュッと絞るとスヤスヤ眠れました。
天候や標高、植生、生態系が目まぐるしく変わる長期縦走に持って行って本当によかったなと思いました。
まさに235gの最後の砦。こいつさえいれば僕は無敵です！
これから厳冬期、このビビィでスティーブハウスのように冬の澄んだ夜空を見ながら眠るのがとても楽しみです。
writing / Nakatsuchi
