ENO
SuperSub™ Ultralight Hammock Hazy moon
どこにもないくすんだイエローカラー
月明かりのようなやわらかい寝心地をあなたに
「SuperSub™ Ultralight Hammock Hazy moon」はMoonlightgearがenoに別注したスペシャルカラー。
イメージしたのは「朧月」
古来から人々を魅了してきた、雲のヴェールの中を静かに旅するように、めくるめく変化する幻想的な月をイメージしてくすんだクラシックなイエロー×グレーのカラーに仕上げました。
2025年名品であるSuperSub™を選んだ理由は以下の三つ。
◾️快適なオーバーナイトのためのサイズ
SuperSub™は280×190cmで重量278g。
世の中にはもっと軽くてコンパクトなハンモックがたくさんありますが、「オーバーナイトするためのハンモック」としてSuperSub™はとてもユニークな使い方ができるのです!
注目してもらいたいのが、横幅190cmという広さ。
MLGクルーたちはよくENLIGHTENED EQUIPMENTのRevelationシリーズをハンモックのアンダーキルトとしてよく使っているのですが、どうしても隙間から風が入ってきてしまう…
その隙間を埋めるためにMLGクルーたちは色んなギアを使って工夫しているのですが、SuperSub™の190cmという横幅の広さがあれば、余った生地で身体をサヤエンドウのようにすっぽり包み込むことができるのです。
生地を2枚重ねるような形で包むことができるので、隙間風をしっかり防ぐことができます。気温やレイヤリング次第では隙間を埋めるためのトップキルトが不要になるので、その分大きく軽量化できます。
ひとつの道具に複数の役割を持たせるという観点から考えると、ハンモック本体にトップキルトとしての役割も持たせることはUL的なギアと言える。その考えにバッチリはまるのがsuper Subなんです。
またある程度の虫も防いでくれるところも嬉しいポイント。
オーバーナイトだけでなく、ハンモックに対して横向きにソファのように座る時、頭が生地に収まり背もたれのように使えるので、リラックスできてとても楽ちんです。
◾️やわらかい寝心地
enoのハンモックは寝心地がとにかくやわらかくて気持ちいい。
その秘密は、30D Ripstop Nylonの生地の使い方。
リップストップの方向を斜めにして菱形状に配置することで、体重が乗ると生地が伸びて身体を締め付けることなく適度に沈み、快適な浮遊感を感じることができます。
SuperSub™の280×190cmというサイズは大柄な人も窮屈さを感じずリラックスして眠ることができます。
また生地がノンコーティングのため肌触りがさらりとしていてとにかく気持ちがいい!程よく風が通ってくれるので、夏の猛暑の中でも涼しく寝ることができます。
◾️月が満ち欠け、雲が流れるように
SuperSub™の魅力は、縦にも、横にも、斜めにも、色んな乗り方ができること。
乗り方を変えると、生地が様々な方向に伸び縮みする様子が、まるで月が満ちたり欠けたり、月に雲がかったり晴れたりするように見える。森の中に月を浮かべるように遊べるハンモックに仕上がりました。
ハンモックに包まれても、生地がノンコーティングのため風を感じることができ、淡いイエローとグレーなので外の月明かりも木漏れ日も感じることができる。
このハンモックで揺られていると、宇宙に浮かぶ輪郭が曖昧な朧月のように、重力を忘れて自然と自分の境界が曖昧になっていくような感覚になれます。
SuperSub™の大きさだから、月明かりのようなやわらかい寝心地に包まれる。
デイハイクの休憩時のお供から、ハンモックとEEのキルトだけの軽量なオーバーナイトまで幅広く、自然との繋がりを感じたい人のためのハンモック。
ハンモック初心者からハンモック泊経験者まで、今までとは一味違う山での過ごし方を楽しめますよ。
SPEC / 商品スペック
COLUMNコラム
ずっとハンモックに軽さを求めてきていましたが改めてSuperSub™に乗ってみて、その寝心地のやわらかさに感動。新たにハンモックに対する考えが変わりました。
横幅の広さを活かして、隙間風を防ぐためのトップキルトいらずのスリーピングシステムを構築できるのは嬉しい発見。
学生時代に読んだポール・オースターの「ムーン・パレス」に登場する占いクッキーの『太陽は過去であり、地球は現在であり、月は未来である』という謎めいた言葉が忘れられない。
月明かりの下でハンモックに揺られながら、ひとり時間の流れを感じたい。
そんな夜にぴったりなハンモックです。
writing / Nakatsuchi