PAAGO WORKS
TRAILPOT R500
スタッキングをもっと自由に!
独創的なシリコンキャップのチタンクッカー
PAAGO WORKSは2011年に設立され、長年アウトドア製品のプロダクトデザイナーとして活躍してきた創業者・斎藤徹氏が、東日本大震災をきっかけに「自然の中で遊ぶ楽しさをもう一度広めたい」という想いから立ち上げた日本発のブランドです。
ブランド名の「PAAGO」は「Pack and Go!= 荷物を詰め込んで出かけよう!」の略で、「さあ、外へ出かけよう!」という前向きなメッセージが込められています。
日本でデザイン開発を行い、徹底的なフィールドテストを行いバックパックをはじめ数多くのユニークなギアを世に送り出してきたPAAGO WORKS。もっと軽くて合理的な道具を!と、理想を詰め込んで誕生した新たなクッカーが「TRAILPOT R500」。
容量はすり切り500ml、重量は本体のチタンクッカーは68g、シリコン性の蓋は30g。軽さだけではない、合理的に、そして、スタッキングをもっと自由に楽しむことができるギミックがたくさん詰まっています。
◾️複数の役割を持つ独創的なシリコンキャップ
見た目はシンプルでどこか懐かしさのあるオールドスクールな雰囲気のクッカーですが、注目すべきは、やはりこの特徴的なシリコンキャップ。
クッカー本体にピタッと密着してくれて、中にスタッキングしたギア類をしっかり固定。クッカー自体をコンテナのように使うことができて収納袋要らず。そのままバックパックに放り込めてしまう安心感と気軽さは、まさに「Pack and Go! 」。PAAGO WORKSのブランドモットーらしい遊びをさせてくれるギアです。
このキャップの高さが28mmあるので取り皿として使い勝手が抜群。さらに耐熱性があるので、攻めた使い方をするならば、ちょっとしたコーヒーカップ代わりにも。ただ、素材が柔らかいので扱いにはコツは必要ですが…。
さらに、いっそのこと細かい穴を開けてパスタの湯切りにしたりと工夫次第で様々なアイデアが浮かんできます。ハンドルを閉じて上にスライドすることで、シリコンキャップの隙間に収まり、ロックできます。不意にハンドルが開くことがなく、歩いて切るときにカタカタ音がなることも防いでくれます。
より軽量化を目指すならば、ハンドルを外して、シリコンキャップを鍋つかみにして代わりにクッカーをつかむ、なんて使い方も。シリコンキャップは火の近くで使っても燃え広がらず、白く炭化する難燃素材なのも、地味だけど安心できるポイントです。
◾️ソロ山行にちょうどいい容量
満水容量500mlは、単体使いでは一人分の湯沸かしや簡単な調理にはちょうどいいサイズで、スモールツイストやカップ麺、少し濃いめの袋麺など、ソロ山行の“食”にぴったりな相棒になってくれますよ。また、シリコンキャップの密閉性を活かし、クッカーで作って余った食事をそのまま持ち運ぶフードコンテナとしての使い方も◎(※液体は漏れることがあります)
◾️スタッキングの拡張性
110サイズのガス缶を逆さにして、その下に小型のガスストーブを入れることで無駄なく気持ちよくスタッキングできる設計。
他にもVARGO Titanium Travel Mugがスッポリ入ったり、持ち運びの難易度が高いBatchstovez の Deluxe Fosters potもシンデレラフィット。硬い部分のみがちょうど露出してくれるので、良いバランス感で運搬できちゃいます。
また一般的な丸型クッカーよりスリムな設計のため、EVERNEW Ti Mug Pot 500にはハンドルを外さずとも綺麗にスタッキングができるので、追加でドリッパーなどを収納すれば、極上の山コーヒーセットが完成。BOT900にもスタッキングができるので、グループやファミリーでの山行の追加クッカーとしてもバッチリです。
シンプルなのに、遊び心たっぷり。PAAGO WORKSのブランドモットーを体現するクッカー「TRAILPOT R500」。
お気に入りの食アイテムを詰め込んで、山にでかけませんか?
SPEC / 商品スペック
シリコンキャップ:外径98mm、高さ28mm
30g(シリコンキャップ)
COLUMNコラム
昔ながらのコッヘルを思わせるクラシカルなルックスに、PAAGO WORKSらしい“遊び心”を加えた独特のシリコンキャップ。
TRAILPOT R500は、個人的にもかなり惹かれたアイテムです。
とにかくこのシリコンキャップが面白い。
スタッキングの自由度をぐっと広げてくれて、ついつい何か詰めたくなる…
“スタッキング中毒”の自分たちにとっては、たまらないクッカーです笑
そして何よりの魅力は、このキャップをどう使いこなすか。どんな役割を持たせて山を楽しむかは、自分次第。
その発想の余白こそが、このクッカー最大の面白さなんじゃないでしょうか。
writing / Yamazaki