PA'LANTE
desert pack w/ joey straps
長く冒険的な山行を駆け抜けるための 
ベスト型ストラップを備えた新世代ULバック
Pa'lante = パランテとは、前進し続けることを意味します。立ち止まらず、極力余分なエネルギーを使わず、自然の中で自分自身に挑戦するというコンセプトを掲げているブランドです。
この「desert pack w/ joey straps」は、アリゾナの荒野を歩くために生まれた「desert pack」のボディに、Joey、V2 w/ joey strapsで磨き上げられてきたベスト型の「Joey」ストラップを組み合わせたモデル。
desert packの容量は37〜43L。V2よりもひと回り大きく、より長く、より重い荷物を運ぶためにデザインされたパックです。水場の少ないルートでの長い水運び、荷物が嵩張るショルダーシーズンの山行、数日間にわたる縦走やロングトレイル。そうした場面でもJoeyストラップが加わったことで、しっかりと荷物を背負いながらもブレずに歩き続けられるバックパックになりました。
これまでJoeyやV2では容量が足りなかったシーンにも、ベスト型ならではの軽快さを持ち込めます。
■進化したPa’lanteのベスト型ストラップ
一般的にベスト型の利点はフィット感が高く"揺れないこと"が挙げられますが、20Lを超える容量のベスト型パックは単純にデザインしただけでは快適なフィッティングと使い心地には到達しません。このモデルのストラップは、他のjoey strapsモデルと同じ最新の設計とアップデートが採用されています。
2層の3Dメッシュで構成されたストラップは体に触れる面がしなやかにフィットし、荷重を肩・背中上部・胸まわりの広い面積へ分散。一点に荷重が集中しにくいので、荷物が重くなりがちなdesert packでも特定の場所が痛くなりにくい構造です。

上部バックパネルの縫い目付近の余分なメッシュを取り除くことで、パックが背中により近づく設計に。荷物が背中から離れると鎖骨まわりに荷重が集中しがちですが、背中に密着させることで荷重が痛みの出にくい肩甲骨まわりへと移り、後ろへ引かれる力も小さくなります。容量の大きいdesert packだからこそ、この"背中に近づける"構造の恩恵は大きく感じられます。
両肩の前面には、500~600mlのペットボトルやフラスク、スマートフォンを収納可能。荷重を前後に振り分けることで重心が体に近づき、左右へのブレも抑えられます。ストラップ下部の幅を広げたことで下側のポケットの容量と出し入れのしやすさも向上し、行動食の補給もスムーズです。
チェストストラップは上側をデイジーチェーンで上下に調整でき、下側は固定。ストラップと本体をつなぐサイドの調整ベルトは、アルミ製のリングを通して折り返す構造なので、引き手を引くだけで直感的なフィッティングが可能。
サイズは17"・19"に加え、背の高い/体格の大きいハイカーに向けてストラップを長くした「19" w/ long straps」の3サイズ展開。
■パックの揺れを抑えるヒップベルト
ヒップベルトは、シンプルなウェビング製。体重を腰で支えるためのものではなく、パックの下部を体に引き寄せて、揺れを抑えるためのベルト。このヒップベルトとメッシュストラップを組み合わせて使った時のフィット感が抜群に素晴らしく、下りを駆け抜けたり、倒木を潜り抜ける時もブレず快適でノンストレス!
バックパックがブレないということは、背負心地がいいだけでなく、身体への負担が減ることに繋がるのでより冒険的な山行にチャレンジできます。もちろん、使用しない時はサイドポケットにも収納できる細かな作りもGood。
■使い勝手抜群のボトムメッシュポケット
Pa’lanteの十八番ともいえる本体下部のメッシュポケット。行動食等を素早く補給することができるため、バックパックを下ろさずとも前進することができ、より早く、自由に行動することができます。特にサコッシュ等いらずでこのポケットに地図、行動食等入れることで素早く取ることができ、より軽快に早く歩き通すことができます。

このボトムとフロントのメッシュポケットには、伸縮性、軽量性、耐久性のバランスが優れた新開発の70D 3x3超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)グリッドメッシュを採用。グイッとよく伸びてくれて、耐久性と岩や藪などガシガシ仕様しても問題なく、ハードにタフに使用できます。
カラーは今作から登場する新色の「Brown Gridstop」の1色展開。
本体には引き裂き強度に優れた210D UHMWPEグリッドストップを採用。すべてのメッシュには伸縮性・軽量性・耐久性のバランスに優れた70D 3x3 UHMWPEグリッドメッシュを使用しています。岩稜帯で擦っても、藪に突っ込んでも気にせずハードに使えます。
アルプスの岩稜帯メインで使いたい人にも安心。
冬のインサレーションで嵩張る時期や、雪山装備(アックス、ストック等)を着脱できるので、冬の山行や秋以降のハイキングでしっかりと容量を確保したい方にもオススメです。
とはいえ、ULザックとして「意識的に荷物を軽くした上で使う」ことがこのザックの本質。軽量化した装備で、より一歩踏み込んだ山奥へ、止まらずに歩き続けるためのバックパックです。
SPEC / 商品スペック
19 : 43L
19: 575g
19" w/ long straps : 595g
19 : 48.26cm
19" w/ long straps : 48.26cm
※ロングストラップは、ストラップポケットの上部が約2インチ長く、背の高い/体格の大きいハイカーがより快適に着用できます。
→︎背面長の測り方
COLUMNコラム
自分にとっての、ひとつの答え。
初めてJoeyのショルダーハーネスを見た時は、正直かなり違和感がありました。
いわゆるバックパックのショルダーストラップとは全く違う、ベストのような形。
でも、実際に使ってみるとその印象は一変。
荷重が肩の一点に集中しにくく、圧迫感も少ない。2泊3日の山行でも長時間背負っていて肩まわりが痛くなりにくく、身体に沿うようなフィット感がとにかく快適でした。
今では、「ここぞ」という山行ほどJoeyを手に取ってしまう。それくらい、自分の中では信頼している背負い心地です。
ただ、秋冬シーズンでは、防寒着やインサレーションを追加すると、Joeyではどうしても容量が足りなくなる。
Joeyの軽快さはそのまま欲しい。
でも、もう少し荷物を持ちたい。
そんな自分にとって、desert pack w/ joey strapsは、ひとつのファイナルアンサー。
Joeyで好きになったベスト型ストラップの一体感と、desert packの容量・耐久性。
軽快さを諦めずに、もう少し深い季節へ。今の自分の遊び方に、かなりしっくりくるバックパックだと思っています。
writing / Yoshitani