PA'LANTE
joey
より軽快に早く駆け抜けるための
シンプルなベスト型パック
Pa'lante = パランテとは、前進し続けることを意味します。立ち止まらず、極力余分なエネルギーを使わず、自然の中で自分自身に挑戦するFKTというコンセプトを掲げているブランド。
この「Joey」は容量25L、より速く、より長い距離を駆け抜けるためのベスト型バックパック。もともとはファウンダーのAndrew自身がJMTのFKTに挑むために生み出したモデルで、340kmを3日10時間59分で走り抜けるために開発されました。
行動中に下ろさずとも手が届くPa'lante独特のボトムポケットも、このJoeyから生まれ、いまでは全てのパックに受け継がれています。
一般的にベスト型の利点はフィット感が高く"揺れないこと"が挙げられますが 20Lを越える容量のベスト型パックは単純にデザインしただけでは快適なフィッティングと使い心地には到達しません。このJoeyは高いレベルで満足度の高いバックパックに仕上がっています。
【UPDATE】ベスト型ストラップを刷新。背負い心地がさらに向上しました。
Joeyの心臓部ともいえるベスト型ストラップを、V2 w/ joey strapsの開発で磨き上げた構造へアップデート。パックが背中により近づいて荷物のブレを抑えつつ、下側ポケットの容量と出し入れのしやすさも向上。もともと定評のあったフィット感を、さらに一段引き上げています。
■Joeyから生まれ、進化して帰ってきたベスト型ストラップ
Joey独特の2層3Dメッシュのベスト型ストラップは、体に触れる面がしなやかにフィットし、荷重を肩・背中上部・胸まわりの広い面積へ分散してくれるのが持ち味。従来のストラップのように荷重が一点に集中しないので、特定の場所に当たって痛くなりにくい構造です。
このストラップは、より大容量で長期の山行に対応するV2に合わせた「V2 w/ joey straps」の開発を通して、さらに磨き上げられました。上部バックパネルの縫い目付近の余分なメッシュを取り除くことで、パックが背中により近づく設計に。荷物が背中から離れるとショルダーが引っ張られ、痛みを感じやすい鎖骨まわりに荷重が集中しがちですが、背中に密着させると荷重が痛みの出にくい上背部の肩甲骨まわりへと移り、さらに荷物の重心が体に近づくことで後ろへ引かれる力も小さくなります。結果として荷物のブレが抑えられ、背負い心地も軽く感じられる作りです。加えてストラップ下部の幅を広げ、下側のポケットの容量と出し入れのしやすさも向上しています。
「荷物を背中に近づけるほど軽快に背負える」というJoeyがもともと得意としてきた重さが消えるような背負い心地を、さらに突き詰めた構造へ。今回、そのV2開発で進化した構造をJoeyにフィードバックしました。
Pa'lante らしい無駄を排除したシンプルな作りにも関わらず考え抜かれたベストの形状は、フィット感がとても気持ちよく、アタリや擦れを気にせず、より快適に背負えます。
■重量をより効率的に分散する作り
Joeyのベスト型ストラップは、両肩の前面に500mlのボトルを配置できるのが大きな特長。荷重を背中側だけに集中させず前後に振り分けて背負えるため、荷物の重心が身体の重心に近づき、左右へのブレも抑えられます。荷物を前後に分けて分散させて担ぐことは、荷重の負担を軽くする理にかなった背負い方。満杯に荷物を詰め込んだ状態でもボトルはしっかり収まり、楽に長く歩き通すことができます。
ストラップ下部にはジェルやタブレットを入れられるポケットも備え、行動食の出し入れもスムーズです。
■生粋のULマインドを継承したベスト
FKTを意識しながらもコンセプトとしてはULマインドを継承。ベスト型のJoeyは、ヒップベルトで腰に荷重を預ける一般的なバックパックと違い、荷重を肩まわりで受ける"肩荷重"が基本です。腰まわりを固定しないぶん骨盤や体幹の動きが自由で、トレイルランのようなアクティブな動きにも追随してくれます。だからこそ2〜3kg以下のベースウエイトを軸に、食料と水を入れて6kg-7kgを背負いながらも、しっかりと"胸を開き、呼吸を整えることのできる形状"となり、標高の高い山岳地帯を駆け抜けることが出来ます。
さらに体とパックが一体化することで、走行中や下りでも荷物が遅れて動かず、一歩ごとのバタつきや着地の衝撃を抑制。荷物に振り回されずリズムを保てるので、長い行動でも疲れにくく、より遠くまで足を運べます。
素材は「200D ultraweave」と「210D uhmwpeグリッドストップナイロン」の2種。
200Dのウルトラウィーブはより耐久性と防水性に優れ少しの雨程度であれば浸透しません。対して210D グリッドストップナイロンはより耐久性に特化し引き裂き強度をあげ、岩場や藪に強い耐久性に特化した作り。合わせてメッシュポケットもdyneemaメッシュ。より山岳地でタフに使いたい人(100Dも相当強いですが)におすすめです。
山岳地をチャレンジングに軽量化してより早く行動したい、駆け抜けたい、下ろす手間を省き歩き続けたい、という方には是非試して頂きたい傑作バックパック。ベスト型ストラップの進化で、その完成度はさらに高まっています。
SPEC / 商品スペック
Gridstop : 405g
→︎背面長の測り方
■Black Ultraweave
通信販売をお求めの方は →PA'LANTE JAPAN公式サイト よりお買い求めください。
COLUMNコラム
シンプルな作りだが使えば使うほど、『なるほどな』とつくづく感心される細かな作りなのがこのJoey。Andrew自身の山の経験をもとに、生粋のULマインドとFKTを意識した作りは驚かされます。
重心位置が他のベストバックと比べても低く、肋骨下部から背中に対してフィットする作りは胸が開きやすく、標高の高い山岳地域でも息がしやすく、息が上がらないのもポイント。
今回のアップデートでベスト型ストラップが刷新され、その完成度はさらに一段上がった印象。上部の余分なメッシュが削ぎ落とされたことでパックがより背中に吸い付いてくれて、走ってもブレが劇的に少なくなりました。もともと感心していたフィット感が、さらに研ぎ澄まされ、バックパックと身体の一体感がとにかくすごい!
改めてこのバックパックを背負ってどこまでも歩きたい、そう思わせてくれてワクワクしました。
僕自身Joeyに出会ってファストパッキングに目覚めて山の歩き方が変わった1人。このJoeyがバックパックのボトムにポケットを付けるという、当時の常識ではかなりぶっ飛んだアイデアのオリジナル。それにベスト型ストラップが加わり、飲み物や行動食を補給するためにバックパックを下ろす必要がなくなり、歩き続けることができる。本当に革新的なギアは、それを使う人の所作や、山の歩き方を変える力があるんだと感じました。
より軽量な装備で一晩過ごしながら山を駆け抜けたい方にはオススメのバックパックです。
writing / Nakatsuchi