PA'LANTE
desert pack
岩稜も、沢も、水場のない稜線も
冒険的な山行で活躍するタフなULバックパック
Pa’lante = パランテとは、前進し続けることを意味します。立ち止まらず、極力余分なエネルギーを使わず、自然の中で自分自身に挑戦するというコンセプトを掲げているブランド。
その中でも『desert pack』は37L〜43Lのバックパック。
本来アリゾナの荒野を歩くためのバックパックとして作られ、水や食料の補給ができない中でも運搬でき、岩や川の渡渉でも耐久性を持ったバックパックです。V2と同じ機能はそのままに、容量をひと回り大きく設計。補給ができない区間が続くルートで水や食料を多めに運ぶときや、防寒着で装備がかさばる春先・晩秋から冬の山行にも対応できます。
それでありながらV2と同様、『荷物を下ろさずとも行動し続け、より早く快適にトレイルを突き進むことができる』というコンセプトは変わらず継承しています。
背面パッドが省かれ、シンプルな一気室、上部で巻き込む背負い方はULザックの良い部分を上手く残して再現。なおかつ彼らが目指す、より冒険的でワイルドな自然の中で自分自身に挑戦し、前進することを目的に作られた特別なザックです。
【UPDATE】ショルダーストラップを刷新
desert packの背負い心地を左右するショルダーストラップを、新しい構造へアップデート。よりしなやかに体に沿い、背面長の違いにも左右されにくいフィットへと進化しました。あわせてメッシュポケットには、より軽量になった新しいメッシュを採用。カラーには新色のBrown Gridstopが加わりました。

■細部まで磨き上げられたショルダーストラップ
Pa’lanteが多くの時間をかけて開発したこのストラップは、ultralight、V2、desert packに共通して採用されています。
縁のバインディングを無くしたすっきりとした仕上がりに、3Dメッシュと密度の異なる2種類のフォームを組み合わせることで、ふっくらとしたクッション性としなやかさを両立。S字のカーブもより緩やかになり、肩から胸にかけて自然に沿ってくれる背負い心地へと進化しました。
さらに注目したいのがストラップポケットの位置。従来よりも低い位置に配置されたことで、背面長の違いに左右されにくく、より幅広い体型の人にフィットするようになりました。高さ約16.5cmのポケットは容量も増し、ボトルの収まりが格段に向上しています。

また、V2と並べて比べてみると、desert packのショルダーストラップの方が太く少しばかり重たい荷物を背負える仕様に。
ブランド自身も「とても快適で、ふっくらとしなやか」と太鼓判を押すこのショルダーストラップ。前進し続けることを掲げるPa’lanteらしい、歩き続けるための細やかなアップデートです。
■使い勝手に優れた本体下部のメッシュポケット
このポケットは行動食等を素早く補給するためのポケット。
それによりバックパックを下ろさずとも前進することができ、より早く、自由に行動することができます。
サコッシュ等いらずでこのポケットに地図や行動食等を入れておけば素早く取り出すことができ、より軽快に歩き通すことができます。反対側には小さなゴミを入れられる口もあり、行動中に出たゴミもその場でしまえます。
■本体を揺らさず背負えるウェストハーネス
一見シンプルに見えるこのウェストハーネス。しかし彼ららしいギミックが詰まった仕様となっています。
ウェスト付け根から出ているのが一般的に多いのですが、desert packのウェストハーネスは本体側面部分からコードをつけることにより、より体の動きに追随し、バックパック本体が揺れずに下部を巻き込んで背負い続けることができる構造。疲れにくく、下りを駆け抜けてもブレず快適です。使用しない時はサイドポケット内の専用スペースに収納でき、ボトルの出し入れの邪魔にならない細かな作りもGOODです。
■長い水運搬に応える装備
サイドポケットは片側2.5Lずつ、左右合わせて5Lの水を運べる容量で、歩きながらでも手が届く設計。さらにハイドレーション用のホースポートも備えているので、水場の間隔が長いルートではハイドレーションバッグを併用して、より多くの水を持ち運ぶことができます。

今回入荷するカラーは「White Ultraweave 400X」と、新色の「Brown Gridstop」の2色展開。
400X ウルトラウィーブはとびきりの引き裂き強度を持った素材。さらに背面パネルは400TXで補強されており、岩稜帯で擦りまくっても問題なく、よりハード&タフに使用できます。
210D uhmwpeグリッドストップは、ダイニーマと同じ超高分子量ポリエチレンをグリッド状に織り込んだ素材で、タフさはそのままにウルトラウィーブ版よりも軽く仕上がるのもポイントです。
メッシュポケットには、より軽量になった新しい「70D 3×3 uhmwpeグリッドメッシュ」を全面に採用しています。
そのためアルプスの岩稜帯メインで使いたい人にも安心。
冬のインサレーションで嵩張る時期や、雪山装備(アックス、ストック等)を着脱できるので、冬の山行や秋以降のハイキングでしっかりと容量を確保したい方にもオススメです。
とはいえ耐荷重は10kg以下を守って使うことがこのザックの本質。
より一歩踏み込んだ山奥深くに入る際に、意識的に荷物を軽くした上で『desert pack』は活躍し、マルチな山岳アクティビティをはじめ、沢や雪の中でハードに遊ぶ人のための軽量バックパックです。ショルダーストラップの進化で、その完成度はさらに高まっています。
SPEC / 商品スペック
19 : 43L
■brownGridstop: 516g(17) 533g(19)
□White Ultraweave
COLUMNコラム
彼らがアリゾナの厳しい荒野を歩き続けるために作られた、デザートパック。
フレームレスの40Lという容量を、どう使いこなすか。
振り返ってみれば、僕自身もこのパックと数々の冒険をしてきました。
数年前、南アルプスを5泊で歩いたとき。
補給がしづらい工程で朝昼晩すべての食事を担ぎ、無補給で歩き切った旅でもデザートを背負っていました。
食料が増えるロングトリップはもちろん、寝袋や防寒着など嵩張る装備が増える秋冬シーズンにも頼れる40L。
それでいて、背負って歩き出したときの感覚は驚くほど軽やか。
ショルダーストラップもアップデートが加わって、さらに背負い心地が上がったデザートパック。
これだけの荷物を受け止めながら、サクサクと歩かせてくれる40Lのバックパックって、なかなか無いと思います。
あなたはデザートを背負ってどんな旅をしますか?
writing / Yamazaki