PA'LANTE
snow pack
雪遊びの新たな扉を開く
革新的なUL流派のBCザック
Pa’lante = パランテとは、前進し続けることを意味します。立ち止まらず、極力余分なエネルギーを使わず、自然の中で自分自身に挑戦するというコンセプトを掲げているブランド。
オーナーのAndrewはULを軸にし3シーズンはクライミング、冬はスキーを楽しみプロライセンスを持つほどアクティビティに精通しています。
満を持してリリースされるバックカントリーシリーズの『alpine pack』、『snow pack 』は岩場の高山や、雪山の最奥地へ行くためのバックパック。
このsnow packはバックカントリースキー、スプリットボード、アイスクライミング向けに設計されたバックパック。
同時発売のalpine packをベースに雪山で必要なアバランチギアを入れるための専用ポケット、サイドジッパーからの本体へのアクセスを追加したモデルです。
33Lの容量は日帰りにプラスして少し余裕のある容量。彼らはタープと寝袋、マットも携帯し雪洞を掘りオーバーナイトでスキーで滑り降りる山行でこのザックを使用。ULという武器を存分に活かせるザックに仕上がっています。
素材は2種類。
共に軽量さだけでなく耐久性を持ち、スキーのエッジやアックスに擦れても安心の生地を採用。Ultraweave 400tx は防水性が高くハリがある生地。クランポンの爪に負けない強さ。対してGridstopはより軽量でしなやか。パッキングのしやすさが魅力です。
・アバランチギアポケットとサイドアクセス
特徴的な前面のジッパーはアバランチギアをよりスムーズに取り出すために研究しつくされた設計。
深めショベルやプロープも収まりがよく取り出しやすいのが特徴。マチがついて行動食等すぐに取り出したいものをポイポイと入れられる余裕もあります。
サイドポケットは本体へスムーズにアクセス。ボトルやスキーのシール、インサレーションなど寒い環境でも簡単にアクセスすることが可能。
ダブルジッパーのため取り出したいものの場所をピンポイントで開けることができ、ボトムに差し掛かるまでジッパーを延長することで一番奥深くに入れた装備も取り出しやすく細部までこだわっている点は見逃せません。
・背面長の長さ、細めのシルエット
今までのPa’lanteのバックパックの中では最も長めの背面長。背中全面で背負うことで荷重を分散しスキーやスノーボード等の板を取り付けた際も重さで肩が痛くならずアプローチの際も本体は細身のため振られが少なく、滑るときはもちろん急勾配でのキツイ腰ラッセルもストレスがありません。
ショルダーパッドは同社のV2やDesert 等と比べるとS字が緩く、パッドも硬めにしているため重さがのっても疲れず、長めの背面長に最適なショルダーを配置した点もファウンダーのAndrewのこだわりのポイント。
厚めの背面パッドを採用することでより重さに耐えれると同時に背中全面でフィットさせることが可能となりました。
・さまざまなアレンジ可能なギアツール
サイドのコンプレッション、デイジーチェーンを使用することでスキーやスノーボード、スプリットボード、雪板、スノーシュー等様々なギアを取り付けることが可能。
アイスアックス、アイゼンも取り付けできスノーアクティビティ全般に使用できます。
上部の本体へのアクセスはシンプルな巾着になるのですが、素材を変えることで入り口から雪は入らず、ヘルメットをはめ込んで蓋をするように収納できたりと細かな設定もよく考えて作られているなと関心します。
従来のバックカントリーパックと異なり、シンプルかつ扱いやすく、ウルトラライトハイキングをベースにしながら、彼ら自身のやりたい山行や雪山の最奥へ行くために作られたこの『snow pack』はきっと貴方の雪山遊びの新たな扉を開いてくれるはずです。
SPEC / 商品スペック
本体 : 771g
外部ストラップ : 80g
背面パッド : 34g
■Black Gridstop:
本体 : 675g
外部ストラップ : 80g
背面パッド : 34g
■Black Gridstop
通信販売をお求めの方は →PA'LANTE JAPAN公式サイト よりお買い求めください。
COLUMNコラム
遂に待望のsnow packの登場!
3年前に日本に来た際からこのsnow pack とalpine packの構想がありました。
MTGをしている際に日本の雪山や現在のBCパック、アルパインパックの相談を受けました。
自分もPa’lanteらしいULを軸にしながらシンプルかつブレないバックパックを作って欲しいという話をしていたのですが、遂に実現しました。
真冬のハイシーズンはもちろん、春の残雪や泊まりがけのBCツアーにも最適な容量、バランスなので、雪山好きには是非背負って欲しいバックパック。
Andrewと奥穂高から見た笠ヶ岳周辺の滑った写真等を見せると日本に滑りに来たいと話していたので来冬は一緒に滑れることを期待。今年の残りの雪シーズンの相棒はこいつで決まりです!
writing / Hattori