HennessyHammock
Hyper Lite ZIP
まさにスーパーシェルター!
ハンモックに住める?最高の居住空間
これはハンモックなのか?いや、スーパーシェルターだ!
世界中のULハイキング黎明期の猛者たちが様々な野営スタイルを試行錯誤している時に、どこでもハンモックは宿泊道具だ!と衝撃を与えたのがこのヘネシーハンモック。
このHyper Lite ZIPは、30Dの生地を採用することにより従来の70Dの生地を使用しているモデルより大幅にコンパクトかつ軽量化することに成功したヘネシーハンモックのオールインワンの最小最軽量モデル。
ヘネシーハンモックは以下の3つの点で他のハンモックとは違うユニークさがあります。
◾️野営するためのハンモックシステム、だから軽い
ハンモック本体、ツリーストラップ、蚊帳、タープ、これら全てがセットになって重さ784g。
他のブランドでこれら一式を揃えるとなると800~900g近くなることを考えると、「ヘネシーハンモックは軽くはないよね〜」というイメージは変わるのではないでしょうか?
創業者のトム・ヘネシー氏が16歳の時に、アメリカ軍放出品のジャングルハンモックを持って、ワシントンD.C.からアパラチアン山脈までバイクトリップに出て以来、ハンモックを休憩するためのギアとしてではなく、野営するためのギアとして向き合ってきたからでしょう。
◾️快眠するため「非対称構造」
通常、ハンモックに寝るとどうしても腰が折れ曲がってしまうので、気になる場合は斜めに寝るなどの工夫が必要になります。
創業者のトム氏はこの問題を解決するために、ヘネシーハンモックのモデル名に添えられる「A-SYM」が意味するアシンメトリー、つまりハンモックの左右を非対称にし、頭と足先を長辺側に置いて身体を斜めにすることで、ほぼ真っ直ぐ寝ることができるデザインを開発。
特許取得済みの非対称形状の構造的なリッジラインによって、腰だけが落ち込まずにハンモック全体にテンションがかかり、身体全体をしっかりとサポートしながら快適に寝ることができます。また52cm幅の一般的なエアマットとも相性が良くアンダーキルトを追加せずに今持っているマットを併用して快眠できる点も推せるポイントです。
◾️木がなくてもハンモックで寝たい?!
ULハイキング黎明期にはブログでハイカーたちが、「この道具で何が、どこまでできるのか?」と人体実験を繰り返していました。
その中でも、ヘネシーハンモックは木がなくてもトレッキングポールが2本、あるいは、砂浜で流木などがあれば、マットを敷いてバグビビィ的な使い方ができるのも唯一無二。このブログを読んだことがある人はその時の衝撃を覚えているのではないでしょうか?
このHyper Lite ZIPは従来の70Dから軽量化のために30Dの生地に変更されています。特殊なダイアモンドリップの生地は擦れにも強くできていますが地面に触れるような設営をする場合は、路面状況には十分注意して、状況によってはグランドシートを併用して使ってみてください。この張り方は通常のビビィとまた違う結構快適で虫をシャットアウトした上で独特な居住空間が病みつき。UL魂をくすぐる使い方だと思います。
野営道具としてのハンモックを研究しつくして誕生したヘネシーハンモック。はじめてハンモック泊をしたい人から、今までハンモック泊では腰が痛くて快眠できなかった人、そして、一つの道具でどこまでできるのか探求したい筋金入りのULハイカーまで、ぜひ手にとってみてほしいハンモックです。
▲設営方法の動画です。
SPEC / 商品スペック
フライシート素材:20デニールポリウレタンシリコンコーティングリップストップポリエステル
COLUMNコラム
僕がハンモックと出会ったとき、もうすでに設営・長さ調整が簡単にできるウーピースリングが当たり前の時代。
ヘネシーハンモックのわざわざ自分でロープワークで設営するスタイルは、正直面倒臭そうで時代遅れだな〜と思ってました。
だけど、UL黎明期からハンモックを楽しんでいるハンモック愛好家の人たちが、ヘネシーハンモックを語るとき、「アシンメトリーな構造が〜」とか「今の奴らは便利なものに頼りすぎなんだよ」と不便さすらも面白がってるような楽しそうな表情がずっと羨ましかった。
しかも改めて使ってみるとアンダーキルトでなく通常のエアマットが丁度対角線上にハマってズレにくいのも大きな発見。
オールインワンの野営装備でこの軽さに改めて優位性を感じてます。
そしてYouTubeでトムさんが紹介してくれているロープワークを見てみると意外と簡単で、なんだ、そんなに不便でもないじゃないか。と肩透かしを食らった気分。
ハンモック好きの自分としては改めて斜めに寝てもズレないアシンメトリーな構造の寝心地の良さにはいつの間にか虜になってました笑
writing / Nakatsuchi