Nordisk
Lofoten 2 ULW
稜線上で高い防御力を誇る
超軽量ダブルウォールテント
Lofoten 2ULWは重さ500gで、世界一軽軽い2人用山岳レース用のテントです。
数々の賞を受賞した超軽量な山岳用レーステントは、いかなる天候でも素早く設営でき、
手のひらサイズでコンパクトに持ち運べ信頼できるシェルターとして開発された世界最軽量の2人用ダブルウォールテント。
コンパクトさと軽さの秘密は下記3点
・独自に開発した7デニールの軽量素材(26 g/m2)
・コンパクトに収納できるアルミポール
・6本のペグダウンで自立
基本的に木が生えていないヨーロッパアルプスで発展したこのかまぼこ形状の形はとても風に強く、稜線や草原地帯においても安心して設営できます。
設営はとても簡単で1本のアルミポールをスリーブに通し、6点ペグダウンを行えば設営が完了。慣れれば僅か1〜2分ほどで設営でき、天候の悪い際でもフライとインナーが一体となるため内部を濡らさずに設営が可能。
インナーの広さは長辺で220cm×120cm×70cmと一人で広々、二人でキツキツに寝ることができるという広さ。しかし入ると頭上のアーチが空間をもたらしてくれ、外で見るよりも中に入ると意外と広く感じるのが面白い点。
前室もあるため荷物を置いたり、シューズを置くスペースはもちろん、インナーを広げたり縮めたりすることで前室を広く取ることができ天候が悪い際はインナーを縮めることで前室を広げ固形燃料くらいだとギリギリお湯を沸かせるスペースがあります。
風を遮るものがないアルプスとの相性が抜群でアメリカの日差しと暑さから乾燥した空気を取り入れるテントとは違う、フライをピッチリ地面につけて設営することで風をいなし、安全な場所をもたらします。
OMMレースや極端に攻めた山行の際に2人で寝る大きなBivyのように使えるのが面白いポイント。2人で密閉された空間のため暖かく、コンフォートの低い寝袋を使用できる点はかなりの軽量化につなげることができます。
普段の山行では1人用のテントとして広々就寝可能。ダブルウォールなのでシュラフカバーを減らしても結露問題に悩まされないのもいいところ。
スタッフサックをインナーポケットに接続できたり、ポールのアタッチメント部分、インナーとフライの接続部分等どれをとっても細部までこだわっている作りは惚れ惚れします。
目的を持った山岳地帯のシェルターを考えた時に圧倒的に軽く、暖かい。山岳テントの決定版がこのLofotenです。
SPEC / 商品スペック
※Race weight : 500g
インナーテント : L220cm × W120cm × H70cm
パッキングサイズ : 22cm × 11cm
インナーテント : 15Dリップストップシリコンコーティングナイロン
グランドシート : 15D PUコーティングナイロン
■Forest Green
ガイライン : 1.2mm ダイニーマ
ポール : ULW Lite, 7.5 アルミニウム 3ピース
ペグ : チタン ペグ1g 5ピース
ペグ : アルミ トリプルツイスター型ペグ 5ピース
スタッフサック、フットエンドポール、付属品を除いた最小重量です。
COLUMNコラム
OMMレースでは決まってこのシェルターを使用していました。 その理由はとにかく軽く、コンパクト。
そして2人だとちょっと狭いですが、ダブルウォールで暖かく風や雨でも暖かく朝を迎えられた経験があります。
2人用ビビィサックのようなサイズ感のため2人の熱が逃げず、とにかく暖かく朝まで熟睡できるんですよね。 居住性をプラスしたビビィサックのような面白いギミックは大好きなポイントです。
晩秋のアルプス山行や残雪等の時期に天候が荒れたり、寒い環境でも安心して夜を過ごすことができますよ。
writing / Hattori