milestone
MS-J1 : Route Finder
より遠くを、より明るく、もっと自由に!
山の夜の隙間を照らし出す軽量ハンディライト
MS-J1 : Route Finderは、電池込みで133g、電池抜きで83gと軽量にも関わらず、明るさ1000lm、照射距離は150mと驚異的な照射パワーを持ったハンディライトです。
ランナーでもないのに山でハンディライト?
山ではヘッドライトだけで充分なんじゃないの?
そう思われるかもしれません。だけど魅力的なんですよ。自分の顔が向いている方しか照らせないヘッドライトに比べて、照らしたい場所を、色んな角度で自由に照らすことができるハンディライトを使うと、新しい山の夜を覗き込むことができて、山の夜の時間が一気に面白くなるのです。
ハンディライトはトレイルランナーがヘッドライトと併用して足元をしっかり照らすときに使うものと思われるかもしれませんが、「Route Finder」という商品名にはハイカーにとっても重要な開発秘話が込められています。
開発者がアルプスの岩場をまだ日の出前の暗い時間から歩いているとき、GPSではルート上にいるにも関わらず、岩にペイントされた丸印のマーカーを見失って、明らかに正規ルートではない危険な場所にいる。そこで開発中だったこのハンディライトを出して、遠くまで照らしてマーカーを見つけて正規ルートに復帰することができた。
そのフィールドテストでの経験から「Route Finder」と名付けられたのです。
高所の山岳地帯だけでなく里山の谷だって同じことが言えます。OMM JAPANの夜のセクションなんかでも大活躍しますし、虫を探したりもっと解像度をあげてフィールドを見渡すことができるととても楽しい山の冒険が可能になります。
また専用のバッテリー「MS-LB3 Smart Mobile Battery」(50g)は、スマホの充電器としても使えるので、モバイルバッテリーとして重さをカウントするならば、このハンディライトのバッテリー抜きの重さは83g。
軽量なヘッドライトと併用して、ルートを見失ってしまったときのお守りとして、83gは決して重くはないでしょう。
バッテリーが防水仕様ではないので、バッテリーをこのハンディライトに入れておけば濡らさずに持ち運べるというのも安心。
名品「Ms-i1 "Endurance Model”」とバッテリーを供用できるのも嬉しいポイント。
明るさは三段階で調整できますが、Ms-i1と同様、人間に目にはわからないぐらいじわじわと明るさを調整してくれるエンデュランスモードもこのハンディライトに搭載されているので、自分で明るさを調整しなくても一晩中使うことができます。
アルプスの岩場で見失ったルートを見つけるだけでなく、夜行性の生き物、昆虫…
夜の山の中には僕らがヘッドライトでは照らすことができなかった暗闇の隙間がまだまだたくさんあるはず!
ぜひよりディープに山の夜の隙間を覗いてみませんか?
COLUMNコラム
アルプスの岩場のナイトハイク時に、岩にペイントされたマーカーを見失った経験は僕もあります。明るい昼間ですら見失うこともあるので、夜に見失うとほんとヒヤヒヤ…
そんなときに1000lm、150m先を照らすこいつがあると本当に頼もしい! あと裏技ですが1000lmの明るさで使っていると、じわじわとあたたかくなってくるので、ナイトハイクで手が冷えてしまった時にハンドウォーマーとして使う裏技も(笑)まさかのホッカイロ代わり!
何よりこの滲み出るライトセーバー感!
子どもの頃、懐中電灯でスターウォーズごっこをして遊んだことを思い出して胸が震えました。このハンディライトがあれば、山のダークサイドにも負けないジェダイの騎士になれそうな気がします。
writing / Nakatsuchi