HYPERLITE MOUNTAIN GEAR
ULTAMID 2
居住性の高さと軽さで
頭一つ抜け出ているシェルター
ULTAMID 2はとにかく広く悠々と使えるフロアの広さが魅力です。271cm×210cmの長方形に対して162cmの高さ。2人+バックパック+犬くらいのパーティがあぐらをかいて座って頭にテント生地が当たることもなく内部で快適に過ごすことができます。
この162cmという高さを作り出すためにはトレッキングポール2本を別売りの ULTAMID POLE STRAPS やガイラインコードなどで 連結する必要がありますが慣れてしまえばすぐに強固な支柱を作ることができるでしょう。
雪上を含む4シーズンこの内部空間の快適さは強風や雨の悪天候の時にこそ特に優位性を感じることができます。 それでいて、ガイライン調節可能なプラパーツを全てを入れた重量で534gは驚くべき軽さ。
4点のペグアウトのみで瞬時に設営ができるのでペグの重量も省略できる点も見逃せません。
またトレッキングポールが決して突き抜けないように固い素材とダイニーマで二重に作られた 頂点のピークの仕様などはさすがHMGメイドだなと納得する作り。
付属しているパーツも超軽量というわけでなく HILLBERGのように大きめの操作性に優れたものをチョイスしているのがこのシェルターの素晴らしいところです。
何年にも渡って安心して使い続けることができる高いクオリティに仕上がっていると感じます。
とにかく軽さだけでない”広さ”と”安心”がほしいなら是非検討してみてください。
有効活用面積が飛び抜けて高い、床なしシェルターを探しているのであればこれ以外の選択肢はありませんよ。
SPEC / 商品スペック
全長 : 210.8cm (W) x 271.8cm (L)x 162.6cm (H)
COLUMNコラム
以前NEMOのAPOLOを使っていた時にトレッキングポールが支柱受けからずれてしまい 一瞬にして生地を破ってしまった僕ですが、このシェルターを初めて建てた時に「そうだよこういうところだよ!!」と興奮してしまいました。
こういったところが重くなってしまうのは致し方ないし、半端じゃなくてしっかりやる。 というHMGの姿勢は僕は大好きです。
バックパックもシェルターも。 確かに故障が圧倒的に少ないものね。納得の一幕。高価だけれどその価値はマジでありますよ。
writing / Chiyo