Hyperlite Mountain Gear
UNBOUND 40
歴代モデルを継承しつつ
今のULを感じるNEWBackpack
2010年アメリカ東海岸の最北部で誕生したブランド、HYPERLITE MOUNTAIN GEARは1990年代のウルトラライトの思想を軸に”頑丈さ”をプラス。ハイキングだけでなくクライミング、MTBなどハードなアクティビティにも対応する新しいスタイルでのULスタイルを発信している振興メーカーです。
このUnbound 40は今までのHMGらしい”頑丈な”作りを継承しながらも『より軽やかに、長く』歩くために特化したバックパック。
WindriderやSouthwest 同様に容量は40Lのサイズでありながらも、形状は細く縦長に変更したことで肩の前側に乗る重心位置となり、HMG史上最も重さを感じさせないデザインに。
ザック本体の重量は853g。ハイカーにとってより魅力的な使い心地となりました。
□使い勝手のいい背面メッシュとボトムメッシュ
背面メッシュは上からも下からもアクセス可能。メッシュの奥に入れたシェルや小物を素早く取り出すことができるようになりました。
また、下部の折り返し部分には ペグや浄水器、マップ等の小物を収納可能。自由度が高く使う側のアイデアが沸き立つ作りになっています。
また昨今Pa’lante等ULブランドに採用されているボトムメッシュを採用。
歩きながら補給をスムーズに行え、1日の行程時間を無駄なく歩き通すことができます。素材のDyneema Stretch meshは藪漕ぎや岩場での擦れも無問題の強さを誇ります。
□新フレームシステムと着脱可能なウェストベルト
背中の中心位置に大胆にアルミステーを1本に。背負い心地は犠牲にせず、より軽さを意識した作りにしています。
ウェストベルトは着脱可能な作りで数ミリ単位で調節できるため身長や体格問わずよりフィット感を上げることができます。
またより軽く行きたいときはアルミステーとウェストベルトをとることができ 非常に軽く、よりULらしいシンプルな背負い心地も楽しむことができます。
□細部にこだわった素材の使い分けと縫製が魅力
ボディは50D、ボトムは150DとDyneema®/Poly Hybrid を適材適所に使い分け強度と軽さのバランスをとっています。
そして注目すべきがタイピング。外側にあるんです。
製作過程においてあえて縫い目を裏返したことにより、シームと縫い目の強度が上がり、ディジーチェンを一緒に縫い合わることが可能に。外付けや細かなコンプレッションができるのはもちろん自身に合ったアレンジがよりできるようになりました。
細かい部分ですがDCHの縫製の弱みを強みに変えた新しい作りには脱帽してしまうこだわりようです。
そしてHMGらしくサイズはSサイズからの展開のため女性や小柄な男性もOK。
耐久性、重くなっても損なわれない背負い心地はそのままに、より遠く、軽やかにその先へ導いてくれるのがこのUnboud 40。
満を持して発表したUnboundシリーズの ”本気度”が頷けるネクストレベルのULバックパックの登場です。
SPEC / 商品スペック
COLUMNコラム
使えば使うほどHMGらしい!!!
歴代モデルを尊重しながらもとても良いアップデート。 背面メッシュがとても気に入っておりシンプルながらも使いやすく自由度が高いためお気に入りのポイント。
安定した背負い心地はそのままに、荷物が少ない時は軽快に足が進み出すようなバックパックです。 今までHMGを背負ってきた方はもちろん初めてULに興味がある方にもぜひ背負ってほしいモデル。
こいつは次世代!間違い無いです。
writing / Hattori