UNHALFDRAWING
タビ鉄 Titanium handle TP270
タビ鉄料理の幅を格段に広げる
チタン製の純正特別ハンドル
タビ鉄は僧侶が差し出す鉄鉢を原型に作られた完成された500(鉄の厚み0.8mm)とDIYで各自が工夫して使う耳の部分をつけた750(鉄の厚み1mm)がある。
サッと炒めるのもじっくり熱を伝えるのも得意な1mmの厚みの750にはやはりガスバーナーでも焚き火でも絶妙に鍋の熱する場所を変えたり焦さずに振って豪快に炒めることができるハンドルが使い勝手が良いと常々思っていた。
Titanium handle TP270を実際に使ってみると焚き火から距離をとって調理をしやすく、安定感があり装着することで料理の幅が広がったと感じるし、振って豪快に炒めてこそタビ鉄の本領発揮だと感じられた。
逆に内側にハンドルを固定すればタビ鉄500,750、2つの鍋をブレなくスタッキング、一緒にVARGOTITANIUM SIERRA CUP300などのハンドル収納できる極小クッカーをひとつ収納できる。
美しい収納美を持つ道具は山に持って行く気になる。この世の中で他にないUL鉄鍋というジャンルのタビ鉄の存在感をより高めてくれるこのハンドルは使い勝手として最高の付属道具だ。
海千山千會 千代田高史
タビ鉄は未完成の商品だ。
格好良く言うと余白を残した。
ひとつは鉄製品における各々のシーズニング然り。
またタビ鉄750に開けた二つの穴もそうだ。Lue製のつるで手鍋となる。その姿は森のなかで人の気配を創りだしてくれる。和みだ。
そしてタビ鉄は中華鍋で有名な山田工業所が製作する。炎で炒めたいならタビ鉄750の片方の穴を利用し極小中華鍋とすれば良い。
すでに工夫をして片手ハンドルを作った人も居るかも知れない。その人はタビ鉄のコンセプトを能く理解した人だと思う。この度、我々も焚き火につっこみ振りやすいちょうど良いサイズのチタンハンドルを製作した。
タビ鉄チタンハンドルとタビ鉄750を固定する方法はいくつかあるが、山中で扱いやすいステンレスのM8ボルトと蝶ナットの組み合わせを採用した。
ウルトラスモールのタビ鉄を片手で自在に扱えるこのハンドルは誰もを凄腕料理人に変えてくれるはずだ。
立沢トオル
SPEC / 商品スペック
ボルトナット : ステンレススチール
M6、M8六角レンチ、ボトルオープナー機能付き
COLUMNコラム
このハンドルの材料であるTP270とは純チタン板の中で最も純度が高い材質で 錆や腐食に強い特徴と共に肉厚のサーロインステーキなどを載せて焚き火に突っ込んでも曲がらない強さと軽さを高次元でかなえてくれています。
使っていての安定感はまさに純正道具だなと唸る完成度。
より深いタビ鉄ライフを送るための最高の道具が出来上がりましたよ!
writing / Chiyo