【北アルプス縦走 ルートα〜第一話〜】 2024-07-11

こんにちは。
MLG大阪の中土です。

今回は、2023年の夏季休暇中に北アルプスを4泊5日で、総距離約100km、累積標高10000m以上歩き回ってきたときのルートと装備を紹介しようと思います。

長い山行だったので、全部で6話に分けてブログを書こうと思います。

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【第一話】山行計画とDAY1
新穂高→鏡平→双六→三俣→黒部源流で釣り→三俣

【第二話】DAY2
三俣山荘→鷲羽岳→水晶岳→赤牛岳→読売新道→平ノ渡し船→五色ヶ原

【第三話】DAY3
五色ヶ原→スゴ乗越→薬師岳→太郎平→黒部五郎

【第四話】DAY4
黒部五郎→三俣→鷲羽岳→野口五郎岳→烏帽子小屋→烏帽子岳→烏帽子小屋

【第五話】DAY5
烏帽子小屋→南沢岳→不動岳→船窪岳→七倉山荘→下山

【第六話】北アルプス縦走の装備(※coming soon…)
〜道具を選ぶときに考えたこと、あるいは、悩んだこと〜

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では、さっそく第一話からはじめようと思います。

【第一話】
山行計画とDAY1
新穂高→鏡平→双六→三俣→黒部源流で釣り→三俣

◾️山行計画
そもそも「北アルプス ルートα」ってなんだよ?

そう思った人は多いはず。
そうです。そんなコースは存在しません。
 
この5日間で歩いた道を星座のように繋いでいくと「α」の文字になるので、僕が勝手に「ルートα」と名付けました。



この「ルートα」を思いついたのは、2022年の夏に店長の吉谷と雲ノ平に行ったときに遡ります。
 



雲ノ平から薬師岳、黒部五郎岳が見えて、あの山も歩きたいな〜!と思い、高天原から水晶岳に登ったときに、反対側に赤牛岳まで続く稜線と読売新道を見たときにも歩きたいな〜と思いながらも、一泊二日の山行だったので、また次回こそと。
 



そして、2023年のお盆休み、友人と山行計画を立てるときに、山と高原地図の日本アルプス総図をお酒を飲みながら、毎晩ああでもない、こうでもないとルートを考えていると、全部繋げて周回できることに気付きました。

友人とのんびり釣りでもしながら1週間ぐらい北アルプスに篭ろうと山行計画を立てました。しかし、台風で3日削られたので、友人は3泊4日しか日程がとれず、3泊4日で三俣起点の周回をすることに。

僕はその後も休みだったので、+2泊でのんびり三俣から裏銀座を通って針ノ木まで歩くことに決めました。

計画では、5日目は針ノ木小屋まで歩いて、6日目に針ノ木岳やズバリ岳を歩いて種池小屋から扇沢に下山する5泊6日の山行計画。

だったのですが、5日目に天候が悪くなったこと、iPhoneが壊れたことなどよくないことが重なったので、泣く泣く船窪小屋から七倉山荘に下山…

普段から、六甲や箕面の山の地図を見てどんな風にルートを繋げたら、山の中で楽しく過ごせるのか考えるのが好きで、色んなルートをつくっています。

それを北アルプスだとテント泊できる規模で考えることができる。
ルートを考える時間がとにかく楽しかった。

今回、計画段階では、5泊6日の予定の山行計画。自分史上最長の山行だったので、装備はとことん考え抜きました。

装備のことは、また【第六話】にて。

◾️DAY1
1:30起床
昨日の台風の影響で交通機関が麻痺して到着が大幅に遅れた。ほとんど寝れていないが、午前中から雨が降る天気予報なので2:00に出発することにする。
 



わぁ〜星がきれい!と歩きはじめてすぐははしゃいでいたが、すぐに眠くなる。

5:00ごろ、興奮しすぎていたのか、一睡もできてないというKが、眠たいから少し目を閉じて休憩したい、と言い出す。
 



初日から雨に降られて歩くのが嫌だった僕は、そんなことすると余計に眠くなる、と拒否する。

寝不足で少し不穏な空気が漂いはじめた僕とKを心配そうに眺めていたJが、もう少しで見晴らしのいい場所なので、そこで少し休憩しませんか?と言うので、そうすることにする。
 



5時半ごろ鏡平で、なんとも言えない空模様。晴れることを期待して歩く。

7時ごろ双六に出てきたときにはガスっていたので、双六岳はスルーして巻道を歩くことにする。
 





9時ごろ、雨に降られることなく三俣山荘に到着。今日はここまで。テントを撤収している人もいる中、テントを設営する。

その後、特にやることがないので、三俣山荘のムラムラさんに挨拶しに行く。コーヒーを飲みながら、ムラムラさんがフランスからスペインまで巡礼の道を約2000km歩いた話を聞く。僕も10年ぐらい前に半分ぐらい同じ道を歩いたので、思い出話に花が咲く。
 



今回の山行で三俣山荘のサイフォンで淹れてくれるコーヒーを何杯も飲んだのだけど、本当においしい。山でこんなにおいしいコーヒーを飲めるのはとても幸せなことだと思う。
 



コーヒーを飲み終わっても特にやることがないので、ワインも飲むことにする。まだ午前中のこと。
 



ワインを飲んでいると、お腹が空いできたので少し早めの昼食も食べることにする。山小屋でのんびり昼食を食べるような山行を今までしたことがなかったのでとても贅沢な時間に感じる。
 



昼食を食べ終わった後も雨が降る気配がない。
 



Jが天気予報を見て、16時ぐらいまで雨が降らなさそうなので釣りに行きませんか?と言い出す。

僕もKもカツカツのスケジュールなので釣りはあきらめて竿は持って来ていなかったけど、特にやることがないのでそうすることにする。

13時ごろ、黒部源流に着いて釣りの準備をしていると雨が降りはじめた。
 
刹那の沈黙
 
せっかく来たので少しだけ釣りをしようとなる。
 



30分ぐらいすると雨が強くなってきたので、小屋に戻ることにする。
 
誰も釣れなかったけど、Jの本気の姿勢がとても美しかったので、不思議と心が満たされる。
 



小屋に戻る途中、魚岸とハマやんに出会う。
 



出会ってすぐに、なんか俺に言うことないの?と魚岸に言われるが、特に何も思いつかなかったので、マグオン?と返すと、髪の毛切ったんだけど!と怒られる。
 
みんなで小屋に入ると、千代さん、吉谷がいたのでびっくりする。
 
みんなでワイワイそれぞれその後の計画のことを話し合う。
みんなバラバラの方向に進むようだ。
 



色んな場所に繋がっている三俣らしい風景だなと思う。

千代さん、吉谷が出発すると、残ったみんなで早めの晩飯を食べて明日に向けて準備を進める。

Jと魚岸、ハマやんともここで別れなので、お互いの旅の安全を祈って、おやすみと別れを告げる。

第二話へ続く)

Written by : Yoshihiro Nakatsuchi